この音を聞くとリラックスできない…
と困っている方
この記事では
- 人が感じる不快な音と心地よい音の違い
- 音が人に与える心理的影響
についてお話していきます。
リラックスするために好きな曲を聴いているのに、なぜかリラックスできていない…と感じたことはありませんか?
そんな時はもしかすると、音の刺激は直感的にイメージしやすいため、過去の記憶を思い出させているのかもしれません。
音が人にどんな風に心理的影響を与えているのかを具体的にご紹介します。
人が感じる不快な音と心地よい音の違い
私たちの生活の中では、様々な音があふれて聞こえてきます。
どんな音を不快と感じ、どんな音を心地よいと感じているのでしょうか?
■人が感じる不快な音
不安に感じたり、イライラしたりする不快な音には、どんなものがあるのでしょうか?
具体的にご紹介します。
- 大きな独り言
- 鼻をかんだり、すする音
- ため息や舌打ち
- そしゃく音
- 足音や貧乏ゆすり
これらの音を想像するだけで、とても不快な気持ちになります。
最近では、このような日常生活の音が周囲に迷惑をかけていることに気付かないことから起こる、音ハラスメントというトラブルが起こっているそうです。
■人が感じる心地よい音
耳をすませば心地よいと感じる音には、どんなものがあるのでしょうか?
具体的にご紹介します。
- 小鳥のさえずり
- 波の音
- 風の吹く音
- 木の葉が揺れる音
- 川のせせらぎ
これらの音は想像するだけで、穏やかな気持ちになります。
なぜなら、私たちは音の強弱が少なめな自然界の音を心地よいと感じているからです。
■人が感じる不快な音と心地よい音の違い
人が感じる不快な音と心地よい音の違いは音色・高さ・大きさの3つで分類できます。
・不快な音
音色・・・不規則
高さ・・・音の高さが両極端
大きさ・・・大きい
・心地よい音
音色・・・規則的
高さ・・・音の高さが安定
大きさ・・・ちょうどよい
人が不快と感じる音は、バイクをふかす音や工事中の音は低すぎる音として、黒板を爪でひっかく音や救急車のサイレン音は高すぎる音です。
単純な話、うるさい!と不快に感じる音です。
聞きたくないのに聞こえる音は大きく感じてしまうのです。
人が心地よいと感じる音は、音の波形に規則性があり、過度に高音でも低音でもない、大きすぎないということです。
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おやすみ前や休憩時間にぜひお試しください。
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音が人に与える心理的影響
スーパーや病院の待合室で流れる音楽や駅の構内の音楽にイライラしたことはありませんか?
実は、あなたにとってイライラさせる音である可能性があります。
それくらい音は人に影響を心理的に与えているのです。
最近では、音嫌悪症で苦しむ人たちがいることが分かってきました。
■音嫌悪症(ミソフォニア)とは
音嫌悪症とは、日常生活の中で聞かれる音のそしゃく音や呼吸音といった特定の音に強い不快感を表す症状です。
音嫌悪症の人が示す反応は、黒板を鋭利なものでこすりつけた時の「キーッ!」という音に、多くの人が見せるような反応以上のものです。
その反応は怒りに近いものがあり、まれにパニック状態に陥るケースもあるそうです。
■音嫌悪症で人が嫌いに
ほとんどの人には何でもない日常音が、音嫌悪症の人にはその音が不快に感じて、とても辛い毎日のようです。
例えば、彼氏と一緒にご飯を食べていた時、そのそしゃく音に彼女は反応してしまい、突然その場を立ち去り、後日彼氏と別れてしまったという話は少なくないそうです。
まとめ
人が感じる不快な音と心地よい音の違いと音が人に与える心理的影響についてご紹介していきました。
- 人が感じる不快な音と心地よい音の違いは、音色・高さ・大きさにある。
- 音が人に与える心理的影響は、音嫌悪症(ミソフォニア)のように辛いケースもある。
日常生活の中で自然に聞こえてくる音には、自然界の音や作られた機械的な音など様々な音があります。
その中でも、人は知らず知らずのうちに不快な音・心地よい音を選別しています。
なるべくなら、心地よい音を選んで毎日を穏やかな気持ちで過ごしたいものですね。
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