子供の成長に睡眠時間が大切だと分かっているけど…
と悩んでいる方
この記事では
- 子供の睡眠時間を大人が奪っている!?
- 子供の成長に大切な睡眠時間
についてお話していきます。
「子供が朝起きてこない」とか「子供が夜遅くまで起きている」と、困っているお母さん方も多いと思います。
でもその原因は、子供の大切な睡眠時間を大人が奪っているからかもしれません。
本当にそうなのか、現代の子供の睡眠時間が減少している原因をご紹介していきます。
子供の睡眠時間を大人が奪っている!?

世界的にも日本人の睡眠時間は、年々減少傾向にあると言われています。
大人の睡眠時間が減っているのであれば、子供の睡眠時間も減っているのでしょうか?
そして、子供の睡眠を大人が奪っているのでしょうか?
■日本人の睡眠時間が短い理由
日本人の睡眠時間は欧米のどの国よりも短く、 特に女性は世界一短くなっています。その理由は3つあります。
- 働きすぎ
- 長時間の通勤
- 長時間のスマホ利用
長時間労働のため睡眠時間が削られても、生産性は落ちているのが現状です。
通勤時間が長い人ほど、休日に長く寝ているそうです。
そして、寝る1~2時間前までスマホにかじりついているので、睡眠時間が短くなっても仕方がありません。
■子供の睡眠を大人が奪っている!?
子供の睡眠で悩んでいる大人が、実は子供の睡眠を奪っています。
その理由は次の通りです。
・大人が正しい睡眠を確保できていない
大人でも8時間の睡眠は必要だと言われています。
しかし現状は、4~5時間睡眠が当たり前になってるため、子供のお手本になるはずの自分たちが、まず正しい睡眠時間を確保できていないからです。
大人の自由気ままな行動が子供の睡眠を奪っているのです。
例えば、子供が寝ている時間に出勤し、子供が寝てから帰宅するという生活をされているお父さんもいらっしゃると思います。
「毎日、子供と顔を合わせることは大切」だと感じ、遅くに帰宅するお父さんに合わせて、子供を起こしている家庭もあります。
知らず知らずのうちに、大人の都合で子供の睡眠時間を確保できない生活を送っているのです。
子供の成長に大切な睡眠時間

「寝る子は育つ」と聞きながら、私たちはずっと生活をしてきました。
しかし、現代ではその言葉が軽視されているかのように、子供の成長に大切な睡眠時間が短くなっています。
短くなった睡眠は、子供にどのような影響を与えているのでしょうか?
■睡眠不足で疲れやすくなる
睡眠が短くなると日中疲れやすくなります。
そして、免疫力が低下するので風邪をひきやすくなります。
病気から守る強い体を作るためには、睡眠時間は大切です。
丈夫な体を作って病気から体を守る「成長ホルモン」は、夜眠っている時に活発に分泌されるのです。
■睡眠不足は記憶が定着しない
睡眠時、眠りが浅い「レム睡眠」と、眠りが深い「ノンレム睡眠」を繰り返しています。
そして、一晩に4~5回あらわれる「レム睡眠」の時に、脳は昼間に勉強した内容を整理し、記憶として脳に定着させる重要な働きをします。
睡眠時間が短くなれば、「レム睡眠」の回数が減るため、覚えた学習内容が脳に定着しにくくなるということです。
他にも、睡眠不足は感情のコントロールも難しくなり、ちょっとしたことでイライラしてしまいます。
昔から言われている「寝る子は育つ」という言葉は、科学的にも証明されていることなんですね。
まとめ
子供の睡眠時間を大人が奪っている!?と子供の成長に大切な睡眠時間についてご紹介していきました。
- 子供の睡眠時間を大人の都合で奪っている。
- 子供の成長に睡眠時間の確保は大切である。
こうして見てくると、子供の睡眠と大人の睡眠は密接に関係していることが分かります。
「夜型の大人が夜型の子供を作る」とも言われてます。
そうなると、子供の睡眠時間を確保する前に、大人の睡眠時間を確保する必要がありそうですね。
しかし、家事や仕事で忙しい大人にとって、睡眠時間を増やすことは大変なことなので、夜に行なっていた家事を朝にしてみたりと、少しずつ工夫してみましょう。
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