Web会議が終わった後、疲労感とストレスを感じる
と悩んでいる方
この記事では
- Web会議のメリットとデメリット
- 気づいていない脳と身体の3つの疲労
についてお話していきます。
2020年以降、私たちの生活に急激に入ってきたリモートワーク。
出社の頻度が減り、通勤が不要な自宅勤務なのになぜか疲れる、むしろ疲労感が強くなったという声も多く耳にします。
それは、気づかないうちに、脳と身体がデジタル疲労を起こしているからなのです。
Web会議のメリットとデメリット
リモートワークという新しい働き方で、通勤時間がなくなって楽になった、余計な会議が少なくなった、家族と一緒にいる時間が増えた、などメリットがあるのはもちろんです。
しかし、無視できないデメリットがあることも事実です。
■Web会議ツールの飛躍的なユーザー数
コロナ禍までは耳にしなかったWeb会議ツールですが、最近ではほぼ毎日使っているという人も多いのではないでしょうか。
代表的なWeb会議ツールであるZoomのユーザー数は、2019年には全世界で約1000万人でしたが、2020年4月には約3億人と30倍に増加しています。
■新しいWeb会議ツールのメリット
Web会議ツールは、現代ではなくてはならないものになっています。
皆さんの仕事もWeb会議ツールによって劇的に素晴らしく変化したのでないでしょうか。
- 長時間の通勤時間がなくなった
- スケジュール調整がしやすくなった
- 画面が見えない下半身は短パンなどの楽なスタイルで参加できる
このようなメリットのように、世の中の必要性や利便性によって、Web会議ツールが急速に普及していった理由がわかります。
■新しいWeb会議ツールのデメリット
しかし、Web会議ツールでの打ち合わせは、リアルと全く同じコミュニケーションとは言い難く、違和感を感じている人がほとんどではないでしょうか。
- 座りっぱなしで腰が痛くなる
- 画面をずっと見続けるので、目が疲れる
- パソコン上にズラリと並ぶ参加者の顔に圧迫感がある
確かに、あの光景や状況はリアルの会議ではないものです。
アメリカでは「Zoom疲れ」という言葉が流行ったように、Web会議での違和感に起因する疲労を多くの人が感じているのです。
気づいていない脳と身体の3つの疲労
リラックスできる自宅にいるはずなのに、Web会議はなぜか疲れてしまう、という理由は、私たちが気づいていない脳と身体を疲れさせる要素が、Web会議には色々と含まれていることがわかってきました。
■Web会議の疲れの元!映像疲れ
Web会議では、パソコンの画面上に大勢の人の顔がズラリと並びます。
もう慣れた人も多いかもしれませんが、一番の疲れは「映像疲れ」です。
- 大勢の人の表情を同時に読み取ることは、とても疲れる作業
- ズームアップされた表情は、見ている人に無意識のうちに圧迫感や恐怖感を与えている
- 表情や声の調子、ボディランゲージなどの非言語的コミュニケーション要素が十分に伝わらない
人は、オンラインより実際に会った時の方が親しみを覚える神経ネットワークが活発に働くからです。
オンライン飲み会が流行らなかったのも、オンラインだと親近感がわかないという、致命的な欠陥のせいかもしれません。
■Web会議の疲れの元!音声疲れ
Web会議では、相手の声がほんの少しだけズレる、ちょっとだけ遅れて聞こえてくる、などの些細な音声の不具合が大きなストレスとなっています。
- 1秒ちょっと音がズレるだけで、人の話を聞かなくなる、または聞けなくなる
- 同時に話す場合、譲り合ったり再び音声が重なったりすることで、イライラする
- オンラインで沈黙が続いた場合、かなり居心地が悪くなる
ミュートを外すのを忘れて自分の発言が聞こえていない、それとは逆にミュートをオンにし忘れて、不用意な雑談が会議で丸聞こえになってしまうなど、「音疲れ」あるあるはたくさんあります。
■Web会議の疲れの元!身体の疲れ
自宅でのリモートワークは、姿勢やデスク、イスなどの作業環境に気をつけないと、腰痛などの身体に問題を生じてきます。
- 仕事用に準備された会社のデスクやイスに比べて、自宅での作業環境は悪い
- ほとんどがノートパソコンを使用しているため、前かがみになっている
- 「ストレートネック」になることで、首の痛みだけでなく肩こりや頭痛などが生じる
本来であればゆるやかなカーブを描いているはずの首の頸椎が、前傾姿勢を続けることで真っ直ぐになってしまいます。
不適切な姿勢や座りすぎは、色々な身体の不具合を引き起こします。
まとめ
Web会議のメリットとデメリットと気づいていない脳と身体の3つの疲労について解説していきました。
- Web会議のメリットは無駄な時間を省くことができるなど。デメリットは違和感に起因する疲労を多く感じるなど。
- 気づいていない脳と身体の3つの疲労は、①映像疲れ②音声疲れ③身体の疲れがある。
リモートワークの疲れやストレスは、個人差が激しいのも特徴です。
人によって仕事内容や家庭環境も異なるからです。
私たちはリモート時代に生きて、リモートならではの疲れやストレスと共に生きざるを得ないのかもしれません。
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