脳疲労回復には何が効果的?
と気になっている方
この記事では
- 脳は大食い!?
- 脳疲労回復にいい食べ物
についてお話していきます。
休日にしっかり休んだのに、なかなか疲れがとれない、と感じる方も多いと思います。
疲労といっても仕事・人間関係・運動・育児など、色々な疲れがありますが、もしかすると、脳の疲れが原因かもしれません。
脳疲労回復に効果的な食べ物をご紹介しますので、脳を活性化させていきましょう。
脳は大食い!?
しっかり睡眠をとっているのに疲れがとれない場合は、脳が疲れている可能性が高いです。
脳が疲れているとはどんな状態なのでしょうか?
大切な脳のことを知って理解していきましょう。
■脳疲労とは?
脳が疲れて正常に機能しなくなっている状態のことをいいます。
脳を筋肉に置き換えて考えてみましょう。
過度な運動をして筋肉を動かしすぎると、筋肉に炎症が起きて筋肉痛になります。
日常生活の動作に支障が出るほどの痛みがある場合もあります。
脳疲労の考え方も筋肉痛と同じです。
脳を使いすぎることで、脳に炎症(活性酸素)を蓄積させてしまう状態です。
活性酸素がたまり酸化ストレスの状態になると、正常な機能を果たせなくなってしまいます。
■脳は大食い!?
脳の主な栄養源はブドウ糖です。
脳の重さは体全体の2%ほどですが、それにも関わらず、エネルギーの消費量は全消費エネルギーの20%ほどにも達するといわれています。
勉強や仕事などで集中している、いわゆる脳をフル回転している時だけでなく、くつろいでいる時や眠っている間も、脳は休まず働き続けてエネルギーを消費しています。
しかも、脳のエネルギー源となるブドウ糖は、ほとんど貯蔵ができないため、1日3回の食事で摂取しないと脳の働きが悪くなり、思考力や集中力が低下してしまいます。
■朝の脳はお腹ペコペコ
朝起きた時には脳がエネルギー不足な状態です。
朝食時には失った分のブドウ糖(ごはん、パン、麺類などの炭水化物や果物、はちみつなど)をたっぷり補うようにしましょう。
頭を使う作業をした後、急激に甘いものが欲しいと感じたことはありませんか?
これは脳の血液中のブドウ糖が減って身体がエネルギー源となるブドウ糖を求めているのが原因です。
この時に少量の糖質を補給すると、一時的に疲労が回復し集中力も高めてくれます。
ただし摂り過ぎは急激に血糖値を上げ、その後急激に血糖値を下げようと余計に疲れを感じやすくなるので、注意が必要です。
脳疲労回復にいい食べ物
脳の活性化には大きく分けて「神経系」「記憶系」の2種類があり、それぞれの活性化に有効な栄養素があることが分かってきました。
その栄養素が「ブレインフード」と呼ばれ、今、注目を集めています。
■ブレインフードとは?
脳の働きを活性化させる食べ物のことです。
食べ物が脳にもたらす効果の研究は、まだ始まったばかり。
解明さていないことも多いですが、そんな中でもいくつかの食べ物が脳に良い働きをもたらすことが分かってきたのです。
■脳疲労回復に効果的な食べ物
- 魚(特に鮭)・・・DHA(オメガ3脂肪酸)が豊富に含まれ、血流改善や認知症の予防効果があり、集中力や記憶力の向上がのぞめる
- ナッツ類(特にくるみ)・・・魚の次にDHAが多く含まれ、神経伝達に必要な「リコン」が含まれるため、記憶力の向上や認知症の緩和などに効果がある
- 緑黄色野菜・・・神経系の働きに必要なビタミンA・C・Eが豊富で、食物繊維やミネラルも同時に摂取できる
- ブルーベリー・・・天然色素の一種「アスタキサンチン」は、血液脳関門を通過することができる数少ない抗酸化物質で、加齢による記憶力の低下を予防できる
- 大豆製品・・・脳の記憶力や集中力を高める「レシチン」が多く含まれ、脳への血流を改善し、脳細胞を活性化させる働きがある
毎日の料理にこれらの食材を取り入れることが理想です。
しかし、まずは肉中心の食生活を週に1度は青魚にしてみたり、納豆や豆腐などの大豆製品やナッツ類を積極的に加えてみたりするなど、無理なく始めてみましょう。
まとめ
脳は大食い!?と脳疲労回復にいい食べ物について解説していきました。
- 脳は睡眠中も働き続けているため、1日3回の食事で栄養素であるブドウ糖を摂取しないと、正常な機能を果たせなくなる。
- 脳疲労回復にいい食べ物は、①青魚②ナッツ類③緑黄色野菜④ブルーベリー⑤大豆製品など。
人の体のことも、まだまだ分からないことだらけです。
少しでも脳を疲労回復させるために、いつもの食事にブレインフードを取り入れることで、スッキリとした毎日が送れるといいですね。
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