仕事で集中力が持続しない
と悩んでいる方
この記事では
- 集中して仕事をしない賢い理由とは
- 脳疲労を回復させる方法
についてお話していきます。
午前中のパフォーマンスが維持できず、夕方になると疲れてしまい、集中力が持続できないと感じる方は多いのではないでしょうか。
実は、思っているより集中力は続かないものなのです。
その理由を詳しくご紹介します。
集中して仕事をしない賢い理由とは
「仕事を効率良く終わらせたい」と思い、とにかく意識を集中させてこなす方も多いと思います。
しかし、日本で昔から賞賛されている「集中力神話」は、実は脳を疲労させるリスクを高くする働き方なのです。
■集中するほど疲労がたまる
同じ作業を続けていると、脳の疲れが「飽きる」という形で表れます。
それを無視して更に集中すると、脳の同じ部分を酷使することで、疲労がますますたまっていくのです。
野生動物といえば、獲物だけに集中するのではなく、いつでも身の危険を察知できるように注意を分散しています。
■1日中集中はできない
人の脳も集中するのではなく、注意を分散して活動する性質です。
脳科学で集中力というのは、極限状態で2秒、緊張感を伴う状況で1時間~1時間半しか持続できないといわれています。
集中することで使用された脳の部分は消耗されるため、そこから一気にパフォーマンスが落ちることになります。
■集中するのは非効率
仕事で作業効率を上げるには、1つの物事に集中することは逆効果です。
むしろ、1点に集中することで効率が下がる可能性が高くなります。
仮に、集中した1時間で2倍はかどったとしても、その後のパフォーマンスが極端に低下してしまうため、1日を通して考えてみると非効率なことが分かります。
毎日の仕事を効率良くこなすための最も分かりやすい方法は、労働時間を減らして休憩時間をまめにとることです。
しかし、忙しい現代社会ではなかなかそうもいかないのが現実です。
脳疲労を回復させる方法
集中力が持続できないと分かっていても、24時間社会といわれる現代社会では、少しでも脳疲労を回復させて集中力を高めたいものです。
そのために、簡単にすぐできる「脳疲労を回復させる方法」をご紹介します。
■5分で脳がリフレッシュ!
ハンカチで顔を覆い、目を閉じて外からの情報をシャットアウトするだけで、大脳皮質を休めることができます。
- 座ったまま、ハンカチで顔を覆う
- 両手で押さえて目を閉じ、視界から入る情報と光を遮断する
- そのままの状態で1~5分間程度、脳を休める
この際、眼球を圧迫しないように注意してください。
手ではなくハンカチなどで覆うことにより、周囲の人に「調子を整えている」という印象を与えることができます。
ハンカチを温めたり冷やしたりしても効果的です。
■睡眠や安静にするのが一番!
脳の疲労は、やはり睡眠でしか回復することはできません。
しかし、数分でも脳を安静状態にしてあげれば、集中力や意欲を再度、活性化させることができます。
他にも、「ガムを噛む」「アロマセラピー」にも脳がリフレッシュする効果があります。
脳の血流が増えてることで、酸欠防止の効果も得られます。
視界から入る情報と光を遮断することは、睡眠に近い状態を再現するため、副交感神経が優位に立ちます。
そして、心身ともにリラックスができ、脳疲労を回復することができるのです。
まとめ
集中して仕事をしない賢い理由とはと脳疲労を回復させる方法についてご紹介していきました。
- 集中して仕事をしない賢い理由は、集中力は長くても1時間半しか持続できないため、休憩をまめにとって分散してする方が効率的だから。
- 脳疲労を回復させる方法は、睡眠や安静にするのが一番の回復方法である。
毎日のパフォーマンスでの集中力を持続させるためには、睡眠や安静、適切な休憩をとることなどが非常に大切です。
集中力や作業効率の向上に少しでもお役に立てますように。
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