風邪をひきやすくなった
と悩んでいる方
この記事では
- 質の良い睡眠で細胞をメンテナンス
- 「成長ホルモン」を増やす方法
についてお話していきます。
何となく体がだるい、風邪をひきやすくなったと感じている方は、睡眠不足ではありませんか?
私たちの体は、睡眠によってメンテナンスされています。
そのため、睡眠が充分にとれていないと、傷ついた細胞は修復されるどころか、ひどくなる一方なのです。
質の良い睡眠で細胞をメンテナンス
睡眠には、細胞をメンテナンスするというとても大きな役割があります。
眠っている間に、疲労したり傷ついたりした細胞が修復・再生されています。
その大きな手助けをしているのが、「成長ホルモン」なのです。
■細胞の新陳代謝を促進する「成長ホルモン」
脳の下垂体から分泌される成長ホルモンというタンパク質は、皮膚や筋肉・骨の形成・傷ついた筋肉や内臓などの組織の修復、更に細胞の新陳代謝の促進という働きがあります。
成長ホルモンの分泌は、夜間の睡眠中に集中し、しかも寝入ってから2~3時間後のタイミングで分泌されるといわれています。
■皮膚の新陳代謝を促進する「成長ホルモン」
しっかり睡眠をとって新陳代謝を促すと、常に新しい細胞に入れ替わるので、若々しく美しい肌の維持につながります。
逆に、睡眠不足になると肌が荒れるのは、皮膚の新陳代謝が進まず、新しい細胞が生まれ変わりにくくなるからです。
成長ホルモンには、こうしたアンチエイジング効果もあります。
■睡眠と自然免疫の関係
睡眠の研究で、平均的な睡眠時間が7時間未満の場合、睡眠時間が8時間以上の人と比べ約3倍も風邪の発症率が高くなるという報告があります。
睡眠時間が短いと風邪にかかりやすいというわけです。
細菌やウィルスに対する免疫力は、睡眠中に保たれて強化されるため、睡眠不足が続くと免疫力が落ちてしまいます。
そのため、風邪などの感染症にかかりやすくなってしまうのです。
「成長ホルモン」を増やす方法
睡眠は体や脳を休めて疲れをとり、成長ホルモンを分泌して細胞の修復や再生をはかるために大切です。
睡眠は自然免疫にも影響しています。
では、成長ホルモンを少しでも増やせれば、健康が維持できるかもしれません。
その成長ホルモンを増やす方法についてご紹介します。
■睡眠をしっかりとる
昔から「寝る子は育つ」という言葉があるように、成長ホルモンは充分な睡眠によって作られます。
入眠後すぐに起こるノンレム睡眠の時間帯に多く分泌されます。
そこには、リラックスした入眠が大切です。
そのため、寝る前のスマホの操作は控えましょう。
心地よい入眠を促す「メラトニン」というホルモンの分泌が妨げられ、同時に成長ホルモンの分泌にも影響が及ぶからです。
■軽い運動を習慣にする
日常的な軽い運動は、体に乳酸を作ります。
この乳酸が脳のエネルギーとなって脳下垂体を刺激し、成長ホルモンの分泌を促進するのです。
ゆるめのストレッチや簡単なヨガなどを、決めた時間に適度に行うと効果的です。
■間食を控える
成長ホルモンは空腹時にも分泌されやすい特徴があります。
空腹時に胃や腸などから分泌される「グレリン(空腹ホルモン)」は、強力に成長ホルモンの分泌を促進します。
そのため、食事と食事の間には、空腹の時間を作ることが大事です。
食後、最低2時間は食べ物の摂取は控えると効果的です。
まとめ
質の良い睡眠で細胞をメンテナンスと「成長ホルモン」を増やす方法について解説していきました。
- 質の良い睡眠中に、成長ホルモンが分泌され細胞をメンテナンスしている。
- 「成長ホルモン」を増やす方法は、①睡眠をしっかりとる②軽い運動を習慣にする③間食を控えるなどがある。
疲労回復やアンチエイジング効果など、成長ホルモンの増加は大人にとってもメリットがたくさんあります。
睡眠、運動、空腹の3つのキーワードを意識して、生活習慣の改善をはかることで低下しがちな成長ホルモンを増やしていきましょう。
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