昇進して体調を崩してしまった
と悩んでいる方
この記事では
- 昇進後は自律神経が乱れる!?
- チェックポイントは不眠症
についてお話していきます。
職場での昇進は喜ばしいことなのに、疲れやすくなった、何となく身体が重い、睡眠が浅いなどの症状で悩んでいませんか?
その症状は、もしかすると昇進に伴うストレスにより、自律神経が乱れているのかもしれません。
昇進後は自律神経が乱れる!?
昇進すると肩書きも立派なものになり、責任感が生まれると共に、お給料もよくなります。
それまでも仕事ぶりが認められたことが何よりもうれしく、部下や後輩を指導することを誇らしくさえ思えます。
しかし、おめでたいはずの昇進に伴って、体調を崩してしまう人は少なくないのです。
■「昇進うつ」とは
昇進したことがきっかけで生じるうつ状態のことをいいます。
部下ができる、あるいは増えることで生じる人間関係のストレスや、目標達成のプレッシャーなど、昇進によって重くのしかかる責務がメンタルに影響を及ぼしている状態です。
しかし、うつ病はさまざまな要因が絡み合って発症するため、明確に昇進だけが原因になっているとも限りません。
昇進うつという名称も正式な医学用語ではありません。
■若い世代は出世したくない!?
最近、特に若い世代は、そもそも出世なんてしたくない、管理職になりたくないと考える人が増えていると聞きます。
責任が増える、ストレスが増すなどが主な理由です。
特に女性の場合は、仕事と家庭の両立が難しくなるという理由が多いようです。
■昇進が自律神経失調症の原因!?
私たちの体は、通常オンとオフを切り替えて、仕事に集中したりリラックスしたりできるように、自律神経がうまく調整してくれています。
しかし、昇進により重い責務がのしかかると常に緊張状態となってしまい、リラックスすることができなってしまいます。
そのため、ストレスをうまく解消できず、不安感が大きくなり不眠などの反応が現れるようになり、ひどい場合にはうつ病になってしまうこともあるのです。
チェックポイントは不眠症
昇進する、管理する立場になる、ということを自律神経の面から考えると、社会人の自分には大きな環境の変化そのものです。
そして、その変化が自律神経を乱す大きな原因の1つとなっているのです。
■人生の転機は誰でも自律神経が乱れる
自律神経は変化に弱いため、少しのストレスで影響を受けやすくなります。
そのため、人生の転機である昇進や昇格を受けた時に、ストレスを抱え過ぎずにうまく発散することが大事になってきます。
しかし、多くの人はそのストレスに気づかず抱え込んでしまい、悪化させることが多いようです。
なぜなら、昇進などの良い転機である場合、むしろ自分自身の甘えではないのかと考えてしまい、職場にはもちろんのこと家族や友人に対しても相談することができないからです。
■チェックポイントはよく眠れているか?
脳の疲労は昇進後の3~6カ月にピークがくるといわれています。
もし、半年を過ぎて体調が問題なければ一安心といえます。
しかしそれまでに、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、明け方目が覚めて眠れない、など不眠症のサインが10日以上続いたら、迷わず専門家(医師、産業医など)のアドバイスを受けてみましょう。
■ストレスを受けやすいタイプ
特にストレスを受けやすい人の特徴は
- まじめ
- 責任感が強い
- 気配りがすごい
などがあげられます。
新しい環境や新しい役職で最初から完璧な人はいません。
みんな失敗を重ねながらその役職に慣れていくものです。
その上で大切なのは「人に頼る」「過剰に気を遣わない」ということです。
自律神経が乱れない生活習慣を心がけていきましょう。
まとめ
昇進後は自律神経が乱れる!?とチェックポイントは不眠症について解説していきました。
- 昇進後は、環境の変化に伴い自律神経が乱れることが多い。
- チェックポイントは、昇進の半年後に不眠症の症状が出ていなければ一安心。
昇進したにも関わらず、すぐにイライラしたり、寝つきがわるくなったり、体調不良を起こしてしまうと、プライベートにも支障が出てきます。
しかし、変化に伴うストレスは悪い面ばかりではなく、適切であれば自分を人間として成長させてくれるスパイスにもなります。
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