オンラインでのメンタル疲労-孤独を和らげる方法

オンラインでのメンタル疲労-孤独を和らげる方法

閉じこもりがちな日々が続いている


と悩んでいる方


この記事では


  • オンラインでのメンタル疲労
  • 孤独を和らげる方法

についてお話していきます。


在宅時間が増えた今、人との接触が少なくなり孤独を感じたり、逆に家族と密に接触せざるを得ない息苦しさの中で、メンタル疲労を抱えていませんか?

人間は社会的動物なので、閉じこもりがちの生活が長びくと、うつや被害妄想的になりやすいなど心に悪影響が及ぶと心配されています。



オンラインでのメンタル疲労

オンラインでのメンタル疲労

オンラインが増えることで人と話す機会が減り、メンタルの不調を訴える人が増えています。

それは、「帰属意識」がなくなり孤独を感じることで、ますます引きこもってしまうという悪循環に陥っているからなのです。


■「帰属意識」とは

特定の組織や集団に属しているという「意識」のことを指します。

企業においては、社員のなかに芽生える、組織の一員として「集団に所属している」「仲間である」といった考え方です。

企業においては、帰属意識が高ければ高いほど組織における問題を自分のこととして捉えたり、会社や従業員に対して興味や愛着を持つことにも繋がります。


■「帰属意識」の希薄さとメンタル不調

コロナ禍以降、オンライン講義がメインとなった大学では、大学1年生のメンタル不調が問題となっています。

キャンパスにほとんど来る機会がなく、オンラインだけで過ごす大学生活では「愛校心」を持てるわけがありません。

孤独はもちろんのこと、組織への帰属意識が低くなることは深刻です。

これは新入社員も同様で、自分が働く会社の実際の雰囲気を感じられなければ、現実感がなくなるのも無理はありません。


■「帰属意識」もメンタル安定の大切な要因

最近の研究では、チームや組織への帰属意識が高いほど、オンライン会議で感じる疲労度が低くなることも報告されています。

「愛社精神」を持つことは、生産性を上げるだけでなく、メンタルにも好影響をもたらすことが報告されています。

帰属意識といえば、何かに縛られているイメージもありますが、「自分はどういう人間であるか」という安定したアイデンティティにも繋がっているのです。



孤独を和らげる方法

孤独を和らげる方法

人と会う機会が減り孤独を感じると、メンタルの不調を訴える人が増えるといわれています。

こうした不調は、最初はちょっとしたものでも、放っておくといわゆる「うつ病」など、心の病に進行してしまうことも。

この機会に孤独を和らげる方法について知っておきましょう。


■孤独を感じているサイン

次のような状態が見られたら、それはメンタル不調のサインかもしれません。


  1. 元気が出ない
  2. やる気が出ない
  3. 人に会いたくない
  4. 趣味が楽しくなくなった
  5. 体がだるい
  6. 仕事、勉強、家事などに今までのように取り組めない
  7. 今までと違う、例えようのない感じがする

あてはまる項目が多いほど、メンタルが不調になる恐れがあります。

そんな時はそれ以上頑張るのではなく、以下のような方法で、少しでも心身の負荷を減らすことを考えるようにしてみてください。


■睡眠をしっかりとる

メンタル不調の予防や改善には、睡眠がとても大切です。

人は、睡眠を取ることで自律神経のバランスを整え、免疫力を向上させています

睡眠には、ストレスを受けた時に分泌されるホルモンである「コルチゾール」の分泌量を適正化し、ストレスから回復させる働きもあります。

その結果、イライラや憂うつ感などが軽減するのです。

体だけでなく、心の不調を感じた時こそ、睡眠をしっかりとりましょう。


■無理をしてでも笑う

笑うことも、メンタル不調の解消に大いに役立ちます。

笑える映画やテレビを見ることは、笑いの手助けになります。

言葉が気持ちを左右することがあるように、おもしろいことがなくても声と動作で笑うまねをするだけで、脳は「楽しい」と感じ、気持ちがポジティブになります

また、声に出して笑うと酸素消費量が増え、免疫力も高まります。

メンタル不調を抱えている時こそ、笑うようにしましょう。



まとめ

オンラインでのメンタル疲労と孤独を和らげる方法について解説していきました。


  • オンラインでのメンタル疲労は、「帰属意識」がなくなり孤独を感じることで、ますます引きこもってしまうという悪循環に陥っている
  • 孤独を和らげる方法は、①睡眠をしっかりとる②無理をしてでも笑うなどがある。

「日常的な会話を楽しむ」というたわいのない時間が、どれだけ心の安定に繋がっていたのかが、今になってよく分かります。

「今、どうしてる?」と気にかけ合うことで、帰属意識のような心のより所となる場所を築くことも大切なのかもしれません。



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