湿度が高いとだるさに襲われる
と悩んでいる方
この記事では
- 「湿度だる」にご注意!
- 夏の睡眠対策
についてお話していきます。
雨が降っている時はもちろんのこと、雨が降る前から湿度が高くなり、ムシムシして体調がすぐれなくなる方は多いと思います。
そして、蒸し暑さで眠れない日々が続けば、体調不良が更に悪化してしまう可能性もあります。
「湿度だる」にご注意!
梅雨が終わったと思ったのに、今年の夏は一足早い秋雨前線により、長雨が続いています。
夏の暑さだけでなく、貼りつくような湿気に悩まされていませんか?
実は、湿気が原因で体調不良になすくなっているのです。
■余分な水分がたまる「湿度だる」
余分な水がたまる原因に水の飲み過ぎがあります。
しかし、実は、外からの影響も体に余分な水がたまる原因になっています。
その原因の1つが雨による湿気です。
それは、過剰な湿気「湿邪(しつじゃ)」といわれ、水分が体のあちこちにたまり、むくみや頭痛、めまい、食欲不振など、様々な症状を引き起こす原因になるといわれています。
■日本列島は湿気だらけ
外からの湿気の影響は雨だけではありません。
残念ながら、日本の地形が「湿気だる」に追い打ちをかけています。
島国である日本は四方八方を海に囲まれているため、全方位から湿気が入り込みやすく、私たちは湿気にさらされやすい環境で生活しています。
日本に住んでいる時点で、湿気やすい体質になっているのです。
■「湿気だる」が体調不良の原因
過剰な湿気は胃腸を弱らせると考えられています。
湿気の多い梅雨や夏に、食欲不振や消化不良が多く、乾燥する秋には「食欲の秋」と銘打つほどに食欲が増し、消化が良くなります。
湿気の多い環境にいる日本人の胃腸は弱くなりやすいため、胃腸に優しいうす味の和食が根付いたといわれています。
胃腸が弱くなると全身の水の巡りは更に悪くなり、ますます湿気やすい体になっていくというわけです。
夏の睡眠対策
そんな「湿度だる」に負けないように、ご家庭にあるもので簡単にできる、夏の寝苦しい夜を快適に過ごせる睡眠対策をご紹介します。
■簡単!背中の蒸れを解消
丈夫な段ボールをB4サイズ(約25×35cm)に切って、背中に当たるようにシーツの下に敷きます。
そうすることで、手軽に蒸し暑い夏に一番不快に感じる、背中の蒸れを解消できます。
夏用の敷きパッド、例えば、空気が通る立体構造のものや麻、い草などを使ったパッドは更に涼しく眠れます。
背中の蒸れ対策をしっかりとすれば、エアコンの温度設定が高めでも、途中で目覚めにくくなります。
■簡単!手作り抱き枕でリラックス
抱き枕を使うと、背中の通気性を高めることができる上に、体の重さが分散されてリラックスできます。
横幅100cm程度の薄めの布団をクルクルと丸め、数ヶ所を紐で縛るだけでOKです。
横向きで寝ると、通常は体の下側に圧力が集中します。
しかし、抱き枕を使うと腕の重みを分散でき、背中が大きく開き、脇の下や膝の間にもすき間ができるので快適に眠れます。
■簡単!エアコンを賢く活用
眠り始めは体温を下げるために汗をかくので、就寝1時間前に寝室の冷房を25度に設定し、部屋をしっかりと冷やしましょう。
そして、就寝時には少し汗ばむ程度の26~29度に変更して、体温リズムに合わせた温度変化を作ることが、朝までぐっすり眠るカギです。
扇風機を使う場合は、風を体に当てないように、天井に向け首振り設定にすることで、微風で部屋の空気全体をゆるやかに動かすようにしましょう。
まとめ
「湿度だる」にご注意!と夏の睡眠対策について解説していきました。
- 「湿度だる」は、過剰な湿気により、胃腸が弱まると全身の水の巡りが更に悪化し、ますます湿気やすい体になっていく。
- 夏の睡眠対策は、①背中の蒸れを解消②手作り抱き枕でリラックス③エアコンを賢く活用などがある。
暑いからといって冷たいものや生ものを摂りすぎると、体に湿気がたまりやすくなります。
食品が傷みやすい時期でもありますので、できるだけ火を通して温めて、栄養バランスの良い食事を摂ることもおすすめします。
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