いつも体がだるい
と悩んでいる方
この記事では
- 疲れるのは当たり前
- 脳疲労が引き起こす隠れ疲労
についてお話していきます。
何となく体のだるさを感じるという経験は、性別や年齢に関係なく誰にでも一度はあるのではないでしょうか。
その疲れは、忙しい現代では当たり前のことなのです。
それほど、私たちは脳を休めることなく動き続けているからなのです。
疲れるのは当たり前
人類は50万年の歴史の中で、素晴らしい文明社会を築いてきました。
中でも、この100年間は見たこともない急激な発展を成し遂げています。
そこに「疲れるのは当たり前」という理由が隠されています。
■古代と同じ遺伝子
人の遺伝子は1万年前も1000年前も今と変わっていません。
現代の私たちは、かつて狩猟や農耕だけで暮らしていた時代の人々と同じ遺伝子を持って生きているのです。
■遺伝子では想定されていない忙しい現代
現代人は今、遺伝子で想定されていなかった「目まぐるしく忙しい世界」に遭遇し、無理に適応しなくてはいけないほど過酷な日々を送っているのです。
なぜなら、人類の歴史の中で、その99.9%の期間は、通勤ラッシュもなければ1日に8時間以上働くこともありませんでした。
情報でさえ、同じ村で暮らす数十人について知るのみでした。
■遺伝子が無理をし続けている
人類は欲の塊である前頭葉が異常に発達した結果、他の動物のように生存するだけでは満足せず、更に良い暮らしを求めて、遺伝子の想定限界を超えて無理をし続けているのです。
文明を発展させ、今日の繁栄を築いたことは素晴らしいことです。
しかし一方で、遺伝子では対応しきれない想定外の社会を創造してしまい、その弊害として脳疲労が引き起こす「隠れ疲労」が私たちを悩まし続けているのです。
脳疲労が引き起こす隠れ疲労
現代社会では、人は過酷な環境に置かれていることが非常に多いのです。
通勤や会社で過ごす時間が長く、リモートワークが増えた今は、自宅がくつろぐための場所ではなくなっています。
そんな中、脳が疲れたと感じても、発達した前頭葉がマスクしてしまう「隠れ疲労」度をチェックしてみてください。
■ストレス隠れ疲労
- 些細なことでイライラする
- 便秘や下痢をすることが多い
- 食欲がないor暴飲暴食しがち
- 人と会うのがおっくうになった
- 責任のある仕事を抱えている
人間関係の悩みや慣れない環境、不安な状況といったメンタルストレスが長く続くと、緊張や興奮を司る自律神経に負荷がかかります。
脳が刺激に対して追いつかず、疲労が積み重なってしまいます。
→仕事以外に何か趣味を持ち価値観を分散して、あまり深刻に考えるのをやめてみましょう。
■睡眠負債隠れ疲労
- 夜中に2回以上目が覚める
- 睡眠時にいびきをかく
- 朝、スッキリ起きられない
- 日中、眠気に襲われる
- 電気をつけて寝ている
睡眠は時間よりも質に注意が必要です。
例えば、いびきをかく人は酸素が足りず脳の疲れが取れません。
電気をつけっ放しで寝ている人や、暑さ寒さを我慢して寝ている人も睡眠の質が低下します。
→脳に快適な温度は22.5度以下なので、「頭寒足熱」を心がけて睡眠の質を上げましょう。
■デジタル隠れ疲労
- いつも手元にスマホがある
- 仕事はパソコン作業が多い
- 布団の中でもスマホを見ている
- 動画視聴やゲームが趣味
- 調べものはすぐにネットで
デジタルデバイスを一日中手放せないと、仕事でも自由時間でも脳の処理量が増え、交感神経優位の状態が続き、自律神経のバランスが乱れ、眼精疲労や肩こり、冷えなどの不調の元になります。
→お風呂でスマホはNG!SNSや動画と距離を置いて、湯船でリラックスしましょう。
まとめ
疲れるのは当たり前と脳疲労が引き起こす隠れ疲労について解説していきました。
- 遺伝子の想定限界を超えて無理をし続けているため、疲れるのは当たり前。
- 脳疲労が引き起こす隠れ疲労は、現代の日常生活にあふれている。
どんなに疲れていても、私たちはこれからも「更に良い暮らし」を貪欲に求め続けていくことでしょう。
そんな時は少し立ち止まって、「幸せとは何か」と人生の本質を見極める必要があるのかもしれません。
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