どれだけ考えても答えが見つからない
と悩んでいる方
この記事では
- 大事なことは一晩寝かせる理由
- 質の良い睡眠をとるために
についてお話していきます。
あれもこれもと考えていくうちに本筋から離れていく時は、一旦考えるのをやめて一晩寝かせた方が良い考えやアイデア浮かんでくるものです。
その理由は、睡眠と記憶に深い関係があるからです。
大事なことは一晩寝かせる理由
いくら考えても答えが見つからない時は、「早く答えを出さないと」と、つい焦ってしまいます。
しかし、そんな時こそ、一晩寝かせておいしくなるカレーのように、一晩寝かせることが必要になってきます。
■睡眠と記憶は切っても切り離せない関係
睡眠中に脳の司令塔「海馬」が、昼間に頭に入ってきた断片的な情報や記憶を整理しているからです。
これは絶対に必要な過程となります。
なぜなら、断片的な情報同士を組み合わせてその整合性をチェックし、その整合性が確認された情報が長期の記憶となるからです。
■一夜漬け勉強は記憶に残らない
明日のテストに備えて徹夜で勉強をし、翌日ぼやけた頭をフル回転させて解答を思い出した経験はあるでしょう。
その後、テストが終わったと同時に勉強した内容も消えていた…なんてことはありませんでしたか?
これは、記憶を長期に残すためには睡眠が必要であることを物語っています。
なぜなら、睡眠の過程がないため、徹夜のテスト勉強は記憶が定着できていないからです。
■レミニセンス現象で良いアイデアが浮かぶ
レミニセンス現象とは、直前に頭に入れた情報よりも、入れてから数日おいた情報の方が脳の中で整理整頓され、より理解が深まるという現象のことです。
例えば、分からなかった勉強がある日突然パッとひらめいたり、何度練習しても習得できなかったスポーツが、ある瞬間いきなりできるようになるなど、今まで蓄積していた情報や記憶が、突然高度化して良い結果に結びつくのです。
質の良い睡眠をとるために
それでは、その睡眠はどれくらいとればいいのか、長くとればとるほどいいのかというとそうではありません。
睡眠は時間ではなく、それよりも重要なのは睡眠の質なのです。
その重要なポイントを3つご紹介します。
■質の良い睡眠のポイント!入眠後の90分間
質の良い睡眠をとるための目安は、とにかく寝始めの最初の90分の質を上げることに注力することが大切です。
寝始めの90分の睡眠の質が良いと、残りの睡眠の質もそれに比例してよくなることが研究で分かっています。
■質の良い睡眠のポイント!体温コントロール
体温には、体の表面の「皮膚体温」と体の内部の「深部体温」があります。
良い眠りにつくためには、深部体温が目覚めている時より下がる必要があるのです。
この深部体温は、皮膚体温を上昇させて体の表面から放熱することによって下がりやすくなります。
そのため、よく耳にする「入眠90分前の入浴」が体温コントロールには効果的です。
そこから徐々に深部体温が下がり、スムーズに眠りに入ることができます。
■質の良い睡眠のポイント!ブルーライトはNG
睡眠にブルーライトは大敵です。
電子機器から発せられるブルーライトを見ることで、体内時計のリズムが乱れてしまうからです。
ブルーライトを含む明るい光を夜に浴びると、それを昼と判断し、体内時計に作用して睡眠を促すメラトニンの分泌が抑制され、眠れなくなると考えられているのです。
まとめ
大事なことは一晩寝かせる理由と質の良い睡眠をとるためにについて解説していきました。
- 大事なことは一晩寝かせる理由は、寝ることでより理解が深まるレミニセンス現象により、良いアイデアが生まれるから。
- 質の良い睡眠をとるための3つのポイントは、①入眠後の90分間②体温コントロール③ブルーライトはNGがある。
人からの頼まれごとや自分自身がやりたいことや考えていると、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と焦ってしまうものです。
結局どれも中途半端になってしまい、結果がいまいちになるのであれば、一晩寝かせることで、寝る前に考えていた様々なことが自然とつなぎ合っていますよ。
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