子供がなかなか朝ごはんを食べてくれない
と困っている方
この記事では
- 朝ごはんを食べるメリットを知ろう!
- 睡眠と食事の深い関係
についてお話していきます。
登園や登校前の忙しい朝に、朝ごはんを作ったり食べたりすることに、ストレスを感じる親御さんも多いと思います。
給食で食べてくれればいいか、と思ってしまうこともありそうですが、朝食にはしっかりとした役割があるんです。
朝ごはんを食べるメリットを知ろう!
朝から元気が出なかったり、やる気や集中力の低下を感じている子供が増えてきています。
その理由の多くが、朝ごはんを食べていないことのようです。
■朝ごはんを抜くとどうなる?
脳を働かせるために必要なエネルギーの素は、ブドウ糖です。
ブドウ糖の欠如により、次のような症状が現れます。
- 頭がボーっとして集中できない
- 脳にエネルギーが送られずイライラする
- 空腹によるめまいなど体がだるく感じる
朝食抜きの生活が続けば、1日の食事が2食になってしまうため、十分な栄養がとれなくなってしまいます。
その結果、貧血などの体調不良を招くことにもなりかねません。
■朝ごはんの大きな役割
子供の心と体を整えるためには、朝ごはんはとても大切な食事なであることは間違いありません。
朝ごはんには他の食事と違って、大きな役割が主に3つあります。
1.体温を上げる
体をしっかり目覚めさせる
2.脳にエネルギーを補給する
血糖値をあげる
3.ホルモンなどの分泌を促す
脳を刺激し体のリズムが整う
脳は眠っている間にもエネルギーを消費しています。
そのため、朝ごはんを抜いてしまうと、昼食まで十分なエネルギーが脳に送り込まれないことになってしまいます。
睡眠と食事の深い関係
昔から「早寝早起き」が良い生活習慣とされていますが、近年では、「早寝早起き朝ごはん」といわれるように「朝ごはん」の重要性が見直されています。
食事の中でも朝ごはんが特別大切な理由は、睡眠と深い関係にあるからです。
■朝ごはんで夜の睡眠の質が向上する
食事の中でも朝食を食べるのと食べないのとでは、夜の睡眠の質が変わってきます。
- 朝ごはんを食べると血糖値が上がるため、インスリンが分泌される
- 血糖値が一定に保たれることで、生体リズムがスタートできる
- 朝ごはんを食べながら朝日を浴びることで、睡眠と覚醒のリズムが整う
- 睡眠ホルモンのメラトニンが就寝前に分泌され、スムーズに入眠できる
生体リズムを整えたり、睡眠の質が向上するのであれば、朝ごはんをしっかりと食べて良い習慣にしたいですね。
■睡眠不足になると心配なこと
生活習慣病は子供には関係ないといわれていましたが、現代では慢性的な寝不足が、生活習慣病を引き起こすといわれています。
例えば、メタボリックシンドロームは、睡眠不足になると食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減少し、食欲を高めるホルモン(グレリン)の分泌が促進されるため、食欲が増大することが分かっています。
夜更かしの日が続くと、ついつい無意識に食べてしまう…という現象です。
夜の睡眠の質が、朝ごはんで決まってくるとは驚きです。
寝不足が肥満の元ということもよくわかりました。
夜は腹八分目とし、朝ごはんをしっか食べることで、子供の健やかな生活リズムを整えてあげたいですね。
まとめ
朝ごはんを食べるメリットを知ろう!と睡眠と食事の深い関係についてご紹介していきました。
- 朝ごはんを食べるメリットは、①体温を上げる②脳にエネルギーを補給する③.ホルモンなどの分泌を促す。
- 睡眠と食事の深い関係は、朝ごはんで夜の睡眠の質が向上する。
朝ごはんは、寝ている間に使い果たしたエネルギーを補給する大切な食事です。
子供は学校で勉強をしたり、運動をして体を作るため、朝ごはんは1日の中で最も重要な位置にあります。
朝ごはんをとることで睡眠の質も向上し、心と体が整うことを再確認していきましょう。
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