体調を崩しているのは厄年だから?
と悩んでいる方
この記事では
- 厄年は体調を崩しやすい年
- 自律神経を気遣う
についてお話していきます。
「ケガや病気に気をつけても、厄年だから避けられない」と不安に思っていませんか?
厄年は「悪いことが起こる年」と認識している人は多いと思います。
しかし、人生の転機やホルモンバランスの変化などで、心身の不調が起こりやすくなるという考え方もあります。
厄年は体調を崩しやすい年
「そろそろ厄年がくる」と意識することは、年齢を気にし始めたからでしょう。
体調やメンタル面にトラブルがあると、余計に「やっぱり厄年だからだ」と不安に思うものです。
■「厄年」とは
男性の40代前半や女性の30代半ばなど、肉体的・精神的変化が大きく体に気をつけなければいけない年齢を、昔の人は経験的に厄年と考えたようです。
現在の厄年の考え方は、江戸中期か元禄の頃には出来上がっていたといわれています。
宗派によって違いはありますが、一般的に数え年で、男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳・61歳とされています。
■「厄年」は体調を崩しやすい!?
厄年の起源は単なる語呂合わせで、一般的に最も大きな厄年とされる、女性の33歳は「さんざん(散々)」、男性の42歳は「しに(死に)」に通じるから、という説が有力のようです。
自律神経の面から考えると、女性は30代、男性は40代から副交感神経が低下しやすくなり、バランスが乱れて交感神経が優位になるタイミングです。
そのため、様々な不調が現れメンタル面にも影響が及ぶ時期が、厄年の時期と重なっていると考えられます。
■「厄年」は悪いことが起こる!?
諸説入り交じる厄年の受け取り方ですが、「災厄が降りかかる年」というのは、あくまで迷信のようです。
「厄年=役年」という考え方もあります。
今までの経験や積み重ねてきた実績を基に、会社員であれば部下のため、家庭であれば家族のためなど、誰かの「役」に立つことができる年になった、という考え方です。
厄年を迎えることは、一人前の人間になったという証ともいえるのです。
自律神経を気遣う
「厄年」をきっかかに、体調の変化に気づき始める人も多いと思います。
長期に渡り自分の体調をコントロールするのは難しいものです。
元気に年を重ねていく上で、年齢別での健康管理のヒントをご紹介します。
■成熟期(女性28歳、男性32歳)
成熟期は男性も女性も、ほとんど健康を気遣う人は少ないと思います。
なぜなら、不摂生な生活リズムでも多少の無理がきくためです。
無理がきく年代がゆえに陥りがちなのは、睡眠不足です。
→睡眠不足は、年齢に関わらず健康の大敵です。
若い頃に無理が効くのは、睡眠の質が良いからです。
ただし、この質は加齢と共に低下する傾向があるため、若い頃から気遣うことは大切です。
充実した睡眠をとるためには、ぬるめのお湯にゆったりつかる入浴。
ぬるめのお湯につかることで、副交感神経のスイッチが入り、寝つきがよくなるといわれています。
■転換期(女性35歳、男性40歳)
転換期を迎えると、男性、女性共に身体の衰えを感じてきます。
女性の場合は、ほうれい線が気になるなど、いわゆるお肌の曲がり角が気になってくる頃です。
男性の場合は、食べても太らない体質だったのに、いつの間にかメタボになっていたということも多いようです。
→社会的にも大切な役割を担う人も多いため、ストレスを抱え込まないようにしましょう。
ストレスは万病の元です。
仕事での接待など、飲食の機会は増えがちですが、例えば揚げ物を減らして刺身にするなど食生活にも気を配りましょう。
■熟年期(女性49歳、男性48歳)
40代半ばから50代前半にかけて陥りやすい更年期障害。
以前はホルモンバランスの乱れによる女性特有の症状とされていましたが、昨今では男性でも更年期障害に悩む人も増えてきたようです。
→閉経というわかりやすい体の変化がひとつの起因になる女性の更年期障害と違い、男性の場合は顕著な症状が出にくいという特徴があります。
今まで楽しめていたことが楽しくなくなった…という症状の場合は、早朝のウォーキングがおすすめです。
軽い運動をすることで、気分が前向きになり疲労感が軽減されます。
まとめ
厄年は体調を崩しやすい年と自律神経を気遣うについて解説していきました。
- 様々な不調が現れメンタル面にも影響が及ぶ時期が、厄年の時期と重なっていると考えられる。
- 年齢を重ねていくと①睡眠②食生活③運動を通じて自律神経を気遣う必要がある。
20歳前後で厄年を意識している人は多くないでしょう。
しかし、30歳を過ぎた頃から厄年を気にし始める人が急に増えてきます。
厄年を意識してきたら、自律神経の意識を高めるサインです。
そうすることで、体力の急激な衰えを回避することができるかもしれません。
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