なんとなく寝つきが悪い
と困っている方
この記事では
- スムーズな眠りに導く入眠儀式
- 眠気がやってくる照明の取り入れ方
についてお話していきます。
就寝前の儀式を毎日統一して行うことで、自然と眠くなる身体になるといわれています。
寝室の照明の取り入れ方で、眠りの質も変わってきます。
スムーズな眠りを導くためのヒントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スムーズな眠りに導く入眠儀式
「入眠の儀式」はご存知でしょうか?
子供を寝かしつける際に「早く寝なさい!」と言葉で言うのではなく、絵本を読むことでゆったりとした時間を一緒に過ごしながら、子供が眠りにつきやすい環境を整えてあげることが大切です。
■入眠儀式とは
入眠儀式とは、自然な眠りモードへスイッチONを促してくれる、就寝前の決まった行動のことをいいます。
例えば、寝る前に本を読む、ストレッチをするなどを習慣にしている方も多いでしょう。
トイレに行く、お風呂に入るなどの当たり前の行為が、寝る前に行う習慣となり、スムーズな眠りへと導いてくれます。
■入眠儀式の効果
いつも部屋着のまま寝る人を対象にした実験で、パジャマを着てもらうと寝つくまでの時間が短くなったという結果もあるほどです。
パジャマを着るという行動全体に「自分はこれから寝るんだ」というサインを自分に出す効果があります。
■ルーティンの秘められた力
スムーズな眠りを導くには、夜寝る前に毎日同じ行動をくり返す入眠儀式が効果的です。
なぜなら、五郎丸選手の「五郎丸ポーズ」など、ルーティン(=儀式)の持つ力が注目されているからです。
ルーティンの秘められた力は、寝つきにおいても大きな効果を発揮します。
決まった行動によって「もう眠る時間だよ」と脳に感じさせることで、良い睡眠習慣が身につくからです。
身体がリラックスすれば、幸せな気持ちで眠りにつくことができます。
そして、翌朝にはスッキリ目覚める気持ちよさを体験することができるでしょう。
眠気がやってくる照明の取り入れ方
就寝する時、皆さんは電気を消していますか?つけていますか?
部屋を真っ暗にしないと眠れない人もいるでしょうし、「少しでも灯りがあると寝られない」という人も多いのではないでしょうか?
寝つけない時は、寝室の証明の取り入れ方に原因があるのかもしれません。
■17時以降は夕陽色の照明に切り替える
眠気を誘うためには、17時を過ぎた頃から少し暗めの夕陽色の照明に切り替えましょう。
本来、夕方になると太陽はオレンジ色になり、夕陽を見ると「仕事も終わって、家でくつろごう」と、ホッとした意識に変わります。
その効果を利用して、夕方以降の室内照明は暖色系の照明を灯しましょう。
■就寝1時間前から更に照明を暗くする
部屋を150ルクス程度(街灯下)にほの暗くすると、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が高まります。
入浴する時は浴室の照明にも気を配るといいでしょう。
脱衣所からの光が入る場合は、浴室の照明はつけなくてもいいいほどです。
■ほんのり明るい環境がベスト
寝室を真っ暗にすると、本能的に不安になってぐっすり眠れないそうです。
私たちの先祖は夜に火を焚き、星や月の薄明かりの下で眠っていました。
これは身の安全を確保し安心するためです。
そのため、真っ暗闇は無意識に不安を感じてしまい眠れなくなるそうです。
真っ暗にして眠ると、悪い夢を見ることが多くなるという研究結果も出ています。
17時以降は、室内をほんのり明るくすることが、眠りにとって一番良い環境だということが分かりました。
さらに、夜中に起きたときもサッと行動できるので、災害時にも役立ちますね。
まとめ
スムーズな眠りに導く入眠儀式と眠気がやってくる照明の取り入れ方についてご紹介してきました。
- スムーズな眠りを導く入眠儀式で、身体がリラックスすれば、幸せな気持ちで眠りにつくことができる。
- 眠気がやってくる照明の取り入れ方は、17時以降は室内をほんのり明るくすることが、眠りにとって一番良い環境である。
自然にスムーズな眠りを導くには、入眠儀式と室内の照明環境作りが大切です。
なかなか寝つけないなと感じた時は、ぜひ試してみてくださいね。
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