寝つきが悪くてなかなか眠れない…
と困っている方
この記事では
- 睡眠難民が増加しているワケ
- 睡眠時に音楽を聴くと疲労回復効果がアップ!?
についてお話していきます。
「毎日ぐっすり眠れていますか?」と聞かれた時、「はい!そうです!」と胸を張って答えることができる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
心地の良い音楽が疲労回復効果を高めるのかどうか、音楽が持つ癒しの効果について解説していきます。
睡眠難民が増加しているワケ
ストレス社会といわれる現代では、「なかなか寝つけない」「夜中によく目が覚める」「朝スッキリ起きられない」など、睡眠に何らかの問題を抱えている人が増え続けています。
しかし、なぜこんなにも不眠を訴える人が増加しているのでしょうか?主な原因を2つご紹介します。
①体内時計の乱れ
近年の日本社会は、昼も夜もなく動き続ける「24時間社会」となっています。
大人から子供までも生活が夜型化し、就寝時刻が遅くなるため睡眠時間も短縮しています。
夜更かしに伴った暴飲暴食など、不規則な生活により体内時計の乱れから不眠の症状を訴える人も増えています。
②夜間のメラトニンの分泌低下を引き起こす環境
日頃からの生活で体を動かす機会が減少したり、仕事の疲れから長く昼寝をするなど昼夜のメリハリがなくなっている方が多いです。
そのため、睡眠ホルモンといわれるメラトニンの分泌低下が不眠を引き起こしている場合が多いです。
また、加齢と共にメラトニン分泌量が減るということもあげられます。
本来の眠る時間帯に強い光の刺激を受けると、眠りを促すホルモンであるメラトニンが分泌されにくくなり、体内時計が乱れて、寝つきが悪くなってしまいます。
そして、日中の不都合な時間帯に眠気が襲ってくるようになるのです。
睡眠時に音楽を聴くと疲労回復効果がアップ!?
現代の睡眠不足や不眠を解消する方法として効果的なのが「音楽」といわれています。
人がリラックスしている状態の指標として「脳波」がありますが、脳波には大きく次の5つの種類に分けられます。
合わせて、寝つきが良くなる音楽も3つご紹介します。
■脳波の種類
- γ波(ガンマ波):イライラしている状態時に出る脳波
- β波(ベータ波):通常の覚醒している状態時に出る脳波
- α波(アルファ波):リラックスした状態時に出る脳波
- θ波(シータ波):浅い睡眠でまどろみの状態時に出る脳波
- δ波(デルタ波):深い睡眠の状態時に出る脳波
睡眠前のリラックスした状態を作るには、3.のアルファ波が出る音楽ほど眠りやすいといわれています。
■寝つきが良くなる音楽
①歌詞が入っていない音楽
スムーズに入眠へと導いてくれる音楽は、歌詞が入っていないインストルメンタルの音楽です。
歌詞が入った音楽は、気分を盛り上げたり、ストレスを発散したい時には合っていますが、睡眠前には逆効果となり、脳がリラックスするのではなく覚醒してしまいます。
②高周波音を含む音楽
単調でテンポが乱れないゆったりしたメロディは脳をリラックスさせます。
特に4000ヘルツ以上の高周波音を含む音楽が効果的で、その代表的なものがモーツァルトの音楽です。
モーツァルトの音楽は3,500~4,500ヘルツの高周波音が多く含まれているため、脳をリラックスでき、心と体を癒した状態で入眠へと導きます。
③自然音
川のせせらぎや波の音、鳥のさえずりなど、自然の音を収録したヒーリング音楽も多く活用されています。
自然の音に含まれる「1/f(エフ分のいち)ゆらぎ」のリズムと共鳴し合うことで、脳波がα波の状態になり、気分も体もリラックスした状態にさせてくれます。
睡眠前に体をリラックスさせる音楽を聴くと、音楽が眠りやすい状態へと導いてくれます。
そのため、睡眠の質が上がることで疲労回復効果のアップが期待できるのです。
EarZzzでは、気持ちがリラックスできたり、前向きになれるような音楽をYouTubeで配信しています。
おやすみ前や休憩時間にぜひお試しください。
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まとめ
睡眠難民が増加しているワケと睡眠時に音楽を聴くと疲労回復効果がアップ!?についてご紹介していきました。
- 睡眠難民が増加しているワケは、体内時計の乱れとメラトニンの分泌低下による。
- 睡眠時に音楽を聴くと疲労回復効果のアップが期待される。
私たちの気持ちをハッピーにしてくれたり、落ち着かせてくれたりと、さまざまな影響を与えてくれる音楽。
その音楽が疲労回復の効果を高めてくれるのであれば、それを最大限に活用する手はないですね。
自分に合ったリラックスできる音楽を聴きながら、スムーズな眠りにつけますように。
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#耳のしあわせラボ