睡眠時間はいったい何時間がベスト?-子供編

睡眠時間はいったい何時間がベスト?-子供編

子供の睡眠時間は何時間がベスト?


と気になっている方


この記事では


  • 子供の睡眠は脳に大きな影響を与えている
  • 子供のベストな睡眠時間

についてお話していきます。


子供が早く寝なくて困っている、という声をよく聞きますが、どのくらいの睡眠時間を確保すれば、子供にとってベストなのでしょうか

脳に大きな影響を与えている睡眠を一緒に考えていきましょう。

子供の睡眠は脳に大きな影響を与えている

子供の睡眠は脳に大きな影響を与えている

生活が多様化してきたため、私たち日本人は夜型の傾向にあります。

と同時に、子供たちの睡眠不足という形となって表れています。

そして、睡眠不足は子供の脳に悪影響を及ぼしているのです。

具体的な影響を2つご紹介します。


①集中力が低下する

宿題をしていても、すぐに横になっていることはありませんか?

子供が睡眠不足になると、昼間に眠くて横になりたい頭が痛い肩がこると訴えてくるようになります。

大人が睡眠不足の時に集中力が低下するのと同じで、子供も日中の授業に集中できなくなっているのです。


②イライラしやすくなる

ちょっと注意しただけで、すぐに怒っていませんか?

子供が睡眠不足になると、脳がしっかりと休めていないため、意識を上手くコントロールできない状態になっています


どちらの症状も、きっと誰もが睡眠不足の時に経験することです。

大人はその原因は睡眠不足だと理解できますが、子供自身は原因が分からないので、ますます不安定な精神状態に陥ってしまいます。

子供のベストな睡眠時間

子供のベストな睡眠時間

睡眠は子供の脳だけでなく、体の発達にも影響を与えています。

睡眠中に、脳からは成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは子供の脳の機能を正常に働かせ、発達させるために欠かせないホルモンなのです。

脳をしっかりと成長させるための、子供のベストな睡眠時間を月齢別でご紹介します。


■生後1日目~3ヵ月は14〜17時間

生後1日目から3ヵ月月までの乳児は最も睡眠時間が最も長く、14~17時間必要です。

17時間と考えると、24時間のうち7時間だけ起きていることになります。

この時期の赤ちゃんは、まとめて眠るというよりも小間切れで眠ることが多いです。


■4ヵ月~11ヵ月は12〜15時間

4カ月から11カ月の乳児では少しだけ睡眠時間が短くなり、12~15時間です。

この時期の赤ちゃんも、1日のほとんどを睡眠時間に費やしています。


■1歳~2歳は11〜14時間

1歳~2歳までの乳児に成長すると、睡眠時間は11~14時間必要です。

4ヵ月~11ヵ月の乳児と比べてそんなに大きな変化はありませんが、成長するにつれて少しずつ睡眠時間が短くなっています。

特徴として、1~2歳になると朝までまとめて眠れる子供が増えてきます。

例えば、14時間の睡眠の場合は、夜に10~11時間の睡眠、お昼寝で3~4時間程度が目安になります。


■3歳~5歳は11〜13時間

3歳~5歳までの未就学児の睡眠時間は11~13時間とされています。

夜の間にまとめて睡眠がとれ、お昼寝が必要なくなるのはこの時期です。

個人差はありますが、5歳くらいの子供はお昼寝をしなくても、夜まで元気に過ごせるようになることが多いです。


■6歳~13歳は9〜13時間

6歳~13歳までは、9~13時の睡眠時間です。

小学校に入学後はお昼寝をすることができないので、夜に必要な睡眠時間を確保しなければなりません。

小学生の平均的な起床時間は6~7時のため、睡眠を9時間とるのであれば遅くても21~22時には就寝している必要があります。


■14歳~17歳は8〜10時間

14歳~17歳になると、睡眠時間は8~10時間とることが適切です。

しかし現状は、部活動や受験勉強などで遅くまで起きている子供が多いようです。


ご家庭の子供たちの睡眠時間はどうでしょうか?適切な睡眠時間を確保できていますか?

小学高学年にもなると、スマホに夢中になりすぎて気がついたら外が明るくなっていた、という話もチラホラと出てきます。

このような不規則な生活が続けば、精神的にも肉体的にも影響が出てくるので、できる限り適切な睡眠時間を確保したいですね。

まとめ

子供の睡眠は脳に大きな影響を与えていると子供のベストな睡眠時間についてご紹介していきました。


  • 子供の睡眠は、脳と体に大きな影響を与えている
  • 子供のベストな睡眠時間を確保する必要がある

大人でも睡眠不足の時は、とても辛い1日を過ごすことになります。

子供の場合は、睡眠不足を理解できていない分、集中力低下や落ち着きのなさに表れてきます。

子供に辛い思いをさせないためにも、睡眠時間に大きな差がある場合は、子供の健全な心と体の育成のために改善していきましょう。

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