音に敏感なのは更年期だから?
と悩んでいる方
この記事では
- 更年期の症状と原因
- 更年期になると聴覚過敏になりやすい!?
についてお話ししていきます。
音に敏感になってきたので耳鼻科で受診をし、耳に異常がないと言われたら、それは更年期症状の一つかもしれません。
更年期になると聴覚過敏になりやすいのでしょうか?
その症状と原因を解説していきます。
更年期の症状と原因
更年期とは、閉経を迎える前後の各5年、40代後半から50代前半までの10年間の期間のことを言います。
■更年期の症状
更年期の時期が人それぞれであるように、更年期の症状も様々です。
ここでは更年期の主な症状を紹介します。
- 精神神経系の症状は、頭痛、めまい、耳鳴り、もの忘れ、抑うつ感、倦怠感、不眠など
- 血管運動神経系の症状は、のぼせ、ほてり、発汗、冷え、動悸、息切れ、手足の冷えなど
- 皮膚・分泌系の症状は、皮膚や粘膜の乾燥、湿疹、発汗、ドライマウス、ドライアイなど
- 消化器系の症状は、食欲不振、吐き気、便秘、下痢、腹部膨満感など
- 運動器官系の症状は、肩こり、腰痛、関節痛、背部痛、手のこわばり、手足のしびれなど
- 泌尿器・生殖器系の症状は、月経異常、頻尿、尿失禁、残尿感など
症状の出方には、体質の違いや考え方の違い、環境のストレスの違いなどで変化します。なので、辛さを共感できない辛さもあります。
■更年期の原因
更年期の原因にはどういったものがあるのでしょうか?
代表的な原因を3つご紹介します。
- 女性ホルモン(エストロゲン)の減少
- ストレスによる自律神経の乱れ
- 本人の性格や環境
閉経に伴い卵巣機能が低下するため、女性ホルモンの分泌量が急激に減ることでホルモンバランスが乱れることが直接の原因で起こります。
そして、女性ホルモンが減少することにより脳が混乱し、自律神経が乱れやすくなります。
同じ50代の女性でも、更年期の症状を辛く感じて日常生活に支障が出る人もいれば、普段と全く変らない人もいるように、本人の性格や環境なども大きく影響しています。
閉経を迎える40代後半から50代前半の時期は、子供の独立や親の介護など環境が著しく変化する時期とも重なるため、余計に心配性になり更年期の症状を悪化させる場合もあります。
更年期になると聴覚過敏になりやすい!?
更年期障害の症状の一つとして耳鳴りがありますが、音に敏感に反応する聴覚過敏になることもあります。
女性ホルモンの量の低下により、それが原因となって自律神経の働きがくるってしまい、音にも敏感に反応しています。
■更年期に音が気になり始めた時の対処法
更年期に音が気になり始めたら、次のような対処法を試して少しでも楽になりましょう。
- 好きなことをしてストレスを発散させる
- ぬるま湯にゆっくりとつかって血流を良くする
- 耳栓を使って音を遮音し静かな時間を作る
更年期症状にはいずれ終わりがきますが、日常生活に支障をきたすほどの症状になった場合は、我慢せずに婦人科をに受診してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
更年期の症状と原因と更年期になると聴覚過敏になりやすい!?について解説していきました。
- 更年期の症状と原因は、1人1人によって様々であり異なる。
- 更年期になると、女性ホルモンの低下により音に敏感になりやすい。
更年期は女性の卵巣機能の成熟期から老年期への移行期に相当し、老化の始まる時期ともいえます。
と同時に、聴力の低下も心配されます。
音に敏感になったり、イライラし始めたと感じたら、まずは好きなことをしてリラックスすることを心がけてみてくださいね。
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