寝ても疲れがとれない
と悩んでいる方
この記事では
- 睡眠の疲労回復のメカニズム
- 疲れがとれる快眠術
についてお話していきます。
毎日のルーティンをこなして、夜は倒れるように眠りにつく。
そして、翌朝目覚めた時には「疲れがとれてない」と感じることはありませんか?
そうであれば、寝ていても睡眠がしっかりとれていないのかもしれません。
疲れがとれる睡眠のコツをご紹介しますので、ぜひ疲労回復の参考にしてみてください。
睡眠の疲労回復のメカニズム
毎日の軽い疲れであれば、寝るだけで疲れはとれやすいです。
しかし、少しずつ蓄積された疲労は、寝てもなかなかとれにくいものです。
睡眠と疲労回復にはどのような関係があるのでしょうか。
そのメカニズムを探ってみましょう。
■疲労は大きく分けて3種類
疲労は、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労の3つに大きく分けることができます。
- 肉体的疲労…筋肉を動かすためのエネルギーの不足と、疲労物質(乳酸)の蓄積。
- 精神的疲労…人間関係や悩み事などのストレスを原因とする心の疲れ。
- 神経的疲労…デスクワークなどで視神経や脳が緊張した状態が続くことで起こる、頭の疲れ。
これらの3つの疲労は密接な関係にあるため、1つの疲労が解消されても、他の2つの疲労が生じている場合もあります。
■疲労と自律神経の関係
疲労の原因は、体内で発生する活性酸素による自律神経へのダメージだと考えられています。
自律神経とは、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経のこと。
身体を動かし過ぎたり精神的なストレスを感じ過ぎたりすると自律神経のバランスが崩れて、活性酸素が大量に発生します。
体内には活性酸素から身体を守る機能がありますが、活性酸素の発生がこの機能を上回ってしまうと、活性酸素が神経細胞を傷つけ疲労が生じるのです。
■睡眠は心と身体のメンテナンス
質の良い睡眠をとることが、疲労回復に最も効果的であるとされています。
なぜなら、睡眠中には体づくりに必要な成長ホルモンが分泌され、免疫力の増強や身体組織の修復が行われているからです。
また、睡眠は体の疲労回復だけではなく、ストレス軽減など脳の健康を維持するためにも重要です。
そして、日中に取り込んだ情報や記憶の整理・定着がされるなど、心と身体をメンテナンスする働きを担っています。
疲れがとれる快眠術
寝ても疲れがとれていない状態だと頭がボーっとして、日中の活動に支障をきたしてしまうこともあります。
毎日の睡眠習慣のちょっとした工夫で、疲労回復がアップするかもしれません。
■自分のために温かい飲み物を入れる
家族のためではなく、自分のために温かい飲み物を入れてくつろぎの時間を過ごしましょう!
温かい飲み物を飲むと、基本的に自律神経である副交感神経が優位となり、身体が落ち着いてリラックスした状態になります。
ホットレモンティーの香りでリラクゼーション効果が高まり、生姜湯の温もりで身体がポカポカになると、寝つきもぐっとよくなります。
■照明を暗くてアロマ効果で入眠儀式
「これをやると寝る時間」というような「入眠儀式」を行いましょう!
寝室の照明を暗くしてアロマをたくことで、「寝る時間だ」と脳に教えてあげましょう。
目から入る光は、脳を目覚めさせてしまいます。
アロマのラベンダーやカモミールの香りは、精神を落ち着かせて睡眠の質を高めてくれます。
■就寝前に楽しいことを考える
疲れている時は、就寝前にもあれこれと考えてしまうもの。
でも、寝る前は明日の楽しいことを考えながら眠りましょう!
ストレスを受けると人間の脳は興奮・緊張してしまいます。
緊張や興奮は寝つきを悪くし、中途覚醒の原因にもなります。
「明朝、買っておいたケーキを食べよう」「仕事の帰りに、花を買って帰ろう」など、自分へのプチご褒美でもいいですね。
まとめ
睡眠の疲労回復のメカニズムと疲れがとれる快眠術について解説していきました。
- 睡眠の疲労回復のメカニズムは、質の良い睡眠をとることが疲労回復に最も効果的である。
- 疲れがとれる快眠術は、①自分のために温かい飲み物を入れる②照明を暗くしてアロマ効果で入眠儀式③就寝前に楽しいことを考えるなどがある。
毎日疲れて倒れこんだように眠ってしまうと、心と身体の整理がつかない日々が続き、疲労も蓄積してしまいます。
就寝前に自分のための時間を作ることが、心と身体を労わることにつながるのです。
EarZzzでは、気持ちがリラックスできたり、前向きになれるような音楽をYouTubeで配信しています。
おやすみ前や休憩時間にぜひお試しください。
【耳の休息ch】耳のしあわせ Music Lab.は>>こちら
「疲労」関連記事は>>こちら
#耳のしあわせラボ