スムーズに入眠できない
と悩んでいる方
この記事では
- 自律神経を乱す大きな原因
- 睡眠の質がぐっと良くなる生活改善
についてお話していきます。
身体は疲れているのに寝つくまでに20分以上かかってしまう方は、自律神経が乱れていることが要因の1つかもしれません。
睡眠の質には、私たちの身体をコントロールしている自律神経が大きく関係しています。
自律神経を乱す大きな原因
最近、よく耳にする「自律神経失調症」は、何らかの原因で自律神経の機能が乱れることによって起こります。
自律神経は、交感神経と副交感神経と呼ばれる2つの反対の作用をもつ神経からなっており、交感神経は体を活発に動かす時に、副交感神経はリラックスしている時に働く特徴があります。
その原因は様々ですが、ここではまず、代表的な三大原因をあげてみます。
■ストレス
ストレスは、言い換えれば、常に興奮状態にある状況で、過剰に交感神経を優位にしています。
このような状態が続くと、精神的にイライラすることが多くなり、周囲に当たり散らすようなこともあります。
■不規則な生活習慣
睡眠不足や生活リズムの乱れが、本来、副交感神経が優位になるはずの時間を短くしています。
そのため、免疫力が低下し、いつでも風邪をひいているような状態で、頭痛や不整脈に苦しめられることもあります。
■加齢
誰も避けることができない「加齢」は、自律神経を乱す大きな原因です。
個人差はありますが、男性は30代、女性は40代に差しかかった辺りから、いわゆる「体力の衰え」を自覚することが多くなります。
その年代が、副交感神経だけが急に低下する時期なのです。
睡眠の質がぐっと良くなる生活改善
交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、睡眠トラブルにつながることもあります。
逆に言えば、自律神経を整えることで、睡眠の質がぐっと良くなるのです。
その生活改善方法をご紹介します。
■リラックスタイムを作る(ストレスをためない)
寝る前にスマホを見たり、あれこれ考え事をしたりすることは、交感神経を刺激するのでNGです。
寝る1~2時間前に少しぬるめのお風呂で体を適度に温めると副交感神経が優位になりやすく、体が熱を逃がして入眠しやすくなります。
香りでリラックスできるという人なら、アロマオイルをたいたり、ハーブティを飲んだりするのも効果的です。
■生活リズムを整える(不規則な生活改善)
副交感神経を優位にさせるメラトニンというホルモンの分泌を促すことが大切です。
こちらは加齢とともに分泌量は減っていきます。
しかし、朝起きる時間を一定にし、朝日を浴びたり朝食を摂り、体内時計をしっかり切り替ることで分泌を促すことは可能です。
食事でもその分泌をサポートできます。メラトニンの材料となるトリプトファンは、肉や魚など動物性たんぱく質に多く含まれます。
神経伝達を促すカルシウムやビタミンB群も、自律神経を整えてくれます。
■加齢を自覚して自分を労わる
自律神経をコントロールする脳の視床下部は、女性ホルモン分泌の司令塔の役割も担っています。
このため、更年期でホルモンバランスが激変すると、自律神経も影響を受けバランスが乱れるのです。
更年期は子供の反抗や親の介護が重なる女性も多く、ストレスや疲労がたまりがち。
そこへ家族の理解や協力が得られないと不調がさらに加速します。
「精一杯頑張っている」と、自分をほめて身体を休ませてあげましょう。
まとめ
自律神経を乱す大きな原因と睡眠の質がぐっと良くなる生活改善について解説していきました。
- 自律神経を乱す大きな原因は、①ストレス②不規則な生活習慣③加齢などがある。
- 睡眠の質がぐっと良くなる生活改善は、①リラックスタイムを作る②生活リズムを整える③加齢を自覚して自分を労わるなどがある。
自律神経は生活習慣に影響されやすく、本来のリズムに逆らった暮らしが体の不調につながっています。
生活リズムを整え、バランスのとれた食事を心がける。
こうした当たり前にも思える対策で、眠りの質がぐっと良くなります。
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