コミュニケーションがうまくとれない
と悩んでいる方
この記事では
- コミュニケーションが睡眠の質を高める
- 睡眠とメンタルヘルスの関係
についてお話していきます。
人間関係の悩みは、いつの時代も尽きないものです。
このコロナ禍で、人との接触を避けなければいけなくなり、「コミュニケーションがうまくとれない」と悩んでいる方が増えているそうです。
実は、睡眠不足によって、相手の気持ちを理解する「共感力」が失われてしまうことが関係しているかもしれません。
コミュニケーションが睡眠の質を高める
心と身体のリズムを整える要因は、光と運動、そして食事の3つだといわれています。
しかし、最も重要な4つ目の要因は、コミュニケーションと睡眠だと考えています。
■気楽な孤独にも限界がある
誰とも話さないという「孤独」は、心身の健康に最も悪い状況をもたらします。
人とのコミュニケーションは、薬にも毒にもなります。
気の合わない人と付き合うことは、ストレスのかかることです。
しかし、日中の会話とコミュニケーションには、夜のスマホを減らす効果があるという研究もあるほどです。
なぜなら、日中に誰かと話したり、何気ないコミュニケーションは、メンタルの安定をもたらすからです。
その結果、睡眠リズムが改善し、心身にとってよい循環をもたらしてくれるのです。
■徹夜明けはコミュニケーション能力が低下している
睡眠時間が短い場合、本来ならば口調や表情などの様子から想像し、共感できるはずの相手の気持ちや状況を察しにくくなる、という実験結果があります。
つまり、徹夜明けや睡眠不足の時には、疲れているのはもちろんですが、誰かの気持ちに寄り添いづらくなっているということがいえます。
徹夜や睡眠不足は注意力低下にもつながるので、なるべく避けたいところです。
■コミュニケーションと睡眠は似ている
コミュニケーションと睡眠が似ている点は、人間にとってあまりにも重要で、しかし効率が悪く、しかもその効率を上げることがほぼ不可能なものであるということです。
6時間の睡眠を1時間で済ませることは、現代の科学でも不可能です。コミュニケーションも同様で、6時間話して伝えられることを、1時間で伝えることは不可能です。
もちろんどちらも、少しは効率化することは可能でしょう。
でもあくまでも少しです。
このように、コミュニケーションと睡眠は、おもしろいほど似ています。
睡眠とメンタルヘルスの関係
このように、睡眠は心の健康に深く関わっています。
そのため、睡眠の状態を知ることは、気づきにくいメンタルヘルスの異変を察知するヒントになります。
ぜひ、自分の睡眠状態をチェックしてみてください。
■慢性的な寝不足
睡眠不足は寝だめでは解消できず、毎日の睡眠で回復できなかった心身の疲労は、蓄積すると大きなストレスになります。
→平日、慢性的に睡眠時間が足りず、休日はつい寝だめしてしまうような時は、平日のどこかで早めに眠る日を作ることが重要です。
■なかなか眠れない
ストレスがたまっているときは、交感神経が優位になっていますので、眠気が生じにくくなったり、眠りが浅くなりやすくなったりします。
→なかなか眠れない夜が続いた場合は、朝は同じ時間に早おきして日光を浴びるなど、生活のリズムを整えてみましょう。
■眠りが浅い
昼は心身を活発にする交感神経が、夜は心身を休める副交感神経が優位になりますが、ストレスがたまって緊張している時など、交感神経は夜も優位になってしまい、深い睡眠に入りにくくなります。
→眠りが浅く感じられる時は、お酒に頼るのではなく、ぬるめのお風呂などで深部体温を上げ、徐々に体温が下がるような状況を作ると眠気が生じ、深い眠りにつきやすくなります。
■日中、眠気が襲う
日中に強い眠気を感じることが多い人で、いびきがうるさい人は、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠関連呼吸障害の恐れがあります。
深酒をした時などに同様の状態になる人もいます。
→お酒を飲んだ後、大いびきをかき、途中で呼吸が止まることを家族に指摘された人は、節酒が必要です。
日常的にそのような状態が続いている時は、専門病院を受診することが大切です。
■不眠+食欲がなく、やる気がない
なかなか眠れないなどの睡眠の異常だけでなく、食欲が低下して、やる気が出ないどの状態が2週間以上続いている場合は、うつ病などメンタルヘルス不調の可能性があります。
→早めにメンタルクリニックなど、心の病気の専門家を一度受診して、メンタルヘルス不調に陥っていないか調べることが重要です。
まとめ
ミュニケーションが睡眠の質を高めると睡眠とメンタルヘルスの関係について解説していきました。
- コミュニケーションが睡眠の質を高めるのは、コミュニケーションがメンタルの安定をもたらすことで、睡眠リズムが改善し心身にとってよい循環をもたらしてくれるから。
- 睡眠とメンタルヘルスは深く関わっているので、睡眠状態を知ることでメンタルヘルスの異変を察知するヒントになる。
コミュニケーションという欲求が満たせない環境は、不安レベルを高めて、不眠やスマホによる情報検索に人々を向かわせているのではないかと考えられます。
仕事のことばかりではなく、「最近どう?」という雑談が、孤独という脅威から私たちを守ってくれるでしょう。
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