眠い・だるい隠れ夏バテにご用心!-現代の原因と正しい予防法

眠い・だるい隠れ夏バテにご用心!-現代の原因と正しい予防法

いつもより眠くてだるい


と困っている方


この記事では


  • 現代の夏バテ事情
  • 眠い・だるい隠れ夏バテの予防法

についてお話していきます。


夏バテ対策に水分を摂って、涼しい部屋で過ごしているのに、なぜか眠い体がだるいと感じていませんか?

現代は、暑さで夏バテしているのではなく、「複雑な冷え」でだるさを訴える人が増えています。

夏バテの現代の原因と正しい予防法をご紹介します。



現代の夏バテ事情

現代の夏バテ事情

今やどこに行っても涼しい環境が揃っています。

オフィスもスーパーも家の中も涼しいはずなのに、食欲がなくてなぜかぐったりしていませんか?

現代の夏バテは少し様子が違ってきているようです。


■それって冷房バテ!?

冷房の効いた部屋に長時間いると、自律神経が乱れてバテてしまいます。

人の体は「暑熱順化」といって、徐々に暑さに慣れていく仕組みになっています。

ところが、近年の気候変動で、まだ暑さに体が慣れない5月くらいで猛暑日になり、体が急激な温度変化についていけません

屋内は寒く屋外は激烈な暑さ。

気温差の大きい屋内と屋外を一日に何度も行き来することで、自律神経が乱れ、内臓の働きが鈍り、疲れがたまりやすくなってしまうのです。


■それって食冷えバテ!?

冷たい物ばかり食べていると、胃腸が冷え過ぎて胃もたれや下痢の原因になります。

炎天下で食べるアイスやかき氷、キンキンに冷えたビールやジュースは、その時は冷たくておいしく感じるかもしれません。

でも、冷房漬けの毎日。

暑い夏でも体のためには、冷えた飲食物は極力避けましょう

常温の食べ物や温かい汁物などで、内臓を冷やさないようにすることがベターです。


■それって今どき夏バテ!?

夏になると下記のような症状が出てきませんか?

5つ以上チェックがついた方は、「今どき夏バテ」にかかっている可能性が高いです。


  1. 屋外と屋内の出入りが日中に3回以上ある
  2. エアコンの設定は25℃以下である
  3. 夜、なかなか眠れない
  4. 一日の大半を、冷房が効いた場所にいる
  5. 頭痛や肩こり、むくみがひどくなる
  6. お腹を下しがち
  7. 温かい食べ物より、そうめんなどの冷たい物を食べることが多い

暑い屋外と寒い屋内の出入りが多い場合、自律神経が乱れます。

そして、夜なかなか寝つけなかったり、ホルモンバランスの乱れから生理痛やイライラがひどくなることもあります。

また、ずっと寒い屋内にいると血行が悪くなり、肩がこったりむくんだりします。



眠い・だるい隠れ夏バテの予防法

眠い・だるい隠れ夏バテの予防法

隠れ夏バテにならないためには、自律神経を乱れさせないことがポイントになります。

しかし、間違った予防法をしていると、逆に自律神経に負担をかけてしまうことがあります。


■注意してね!熱いお風呂は隠れ夏バテの元

熱いお風呂につかったり、シャワーだけを浴びることは、シャキッとして疲れが軽くなると思われがちですが、逆です。

自律神経が疲れて快眠を得にくくなり、かえって疲れがたまる原因になります。

疲労回復に質のよい眠りを得るためには、38~40℃ほどのぬるめのお湯に5~10分入るようにしましょう。


■注意してね!激しい運動は隠れ夏バテの元

たっぷり汗をかく激しい運動は、自律神経が疲れる原因になります。

汗で疲労をデトックスしているように感じますが、汗から出る体の老廃物はわずか0.2%程度です。

ヨガやストレッチなどの軽い運動は、血流をよくするので自律神経をリラックスさせるのに役立ちます


■注意してね!スタミナ食は隠れ夏バテの元

疲れやすい夏は、うなぎや焼肉などのスタミナ食で栄養を補おうとします。

確かに、栄養は豊富ですが、脂ののったうなぎや焼肉は胃腸に負担がかかるので、余計に疲れてしまいます。

疲労回復のためには、抗疲労成分「イミダペプチド」が多く含まれる鶏むね肉や消化の良い物を摂りましょう


自律神経の疲れを回復させる生活習慣を心がけるだけで、隠れ夏バテを防ぐことができます。

質のよい睡眠や、抗疲労成分を積極的にとりながら、夏を乗り切っていきましょう。



まとめ

現代の夏バテ事情と眠い・だるいの隠れ夏バテの予防法について解説していきました。


  • 現代の夏バテ事情は、「今どき夏バテ」といわれるように複雑化している
  • 眠い・だるいの隠れ夏バテの予防法は、ぬるま湯にしっかりつかる・軽い運動でリラックス・消化の良い物を食べるなどがある。

現代の夏は、暑さではなく冷えによって夏バテしていることもあります。

暑さ対策だけでなく、環境に合わせて冷え対策もしっかり行うことで、隠れ夏バテを予防していきましょう。



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