日曜日の夜になると眠れない
と悩んでいる方
この記事では
- ブルーマンデー症候群の原因
- 計画的睡眠の効果
についてお話していきます。
「楽しい週末が終わって、明日から仕事に行くと思ったら憂鬱だ」と、眠れない日曜日の夜を過ごしている人も多いのではないでしょうか。
その原因は睡眠の質が大きく影響されているのです。
計画的睡眠の効果でブルーマンデーを乗り切っていきましょう。
ブルーマンデー症候群の原因
月曜日の朝に憂鬱さを感じるブルーマンデーは、休日モードから平日モードに気持ちの切り替えがうまくできないことが要因の一つといわれています。
しかし、その原因は睡眠の質にもあるのです。
■ブルーマンデー症候群とは
週末を楽しく過ごしても、日曜日の夜から憂鬱な気分になり始め、月曜日の朝は会社に向かう足取りが重くなるような心理状態のことをいいます。
■休日の寝だめが原因!?
月曜日から仕事が始まるというプレッシャーや、休日の過ごし方などが原因の1つと考えられています。
しかし、それ以外に休日の寝だめが原因ともいわれています。
食事で例えると、お腹いっぱい食べても、その後何日も食事をとらないでいるのは難しいものです。
睡眠も同様で、集中的にたくさん寝たからといって、翌週以降の睡眠分をためられるわけではありません。
■寝だめがブルーマンデー症候群を引き起こす!?
睡眠は体内時計と深く関わっています。
起床と就寝時刻の決まったリズムができていれば、いつも同じタイミングで眠くなり、必要な睡眠時間を取れば自然に目覚めます。
しかし、寝だめによって休日に長時間寝て起きる時間が遅れてしまうと、睡眠のリズムが大きく崩れ、下記のような悪循環に陥ってしまうのです。
- 日曜日の夜に寝ようと思っても寝付けない
- 月曜日の朝起きるのがつらい
- 睡眠時間が確保できない
- 寝不足のため一日中眠気を感じる
- 仕事のパフォーマンスが落ちる
一度、体内時計が乱れてしまうと、睡眠のリズムを元通りにするのにはかなりの時間がかかります。
そして、体内時計の乱れによる日中の疲労感や倦怠感を解消できず、「月曜日の朝はやっぱりブルーだ」という落ち込んだ気持ちがインプットされていくのです。
計画的睡眠の効果
「月曜日の朝はブルーな気持ちになる」という気持ちを解消する方法は、「計画的睡眠」を行うことで心も体も改善されます。
■「睡眠はためられない」ことを理解する
まず、「睡眠を貯金する」という仕組みはないということをよく理解しましょう。
「平日は忙しいから、休日に寝だめをすればいい」という考えを変えることが大切です。
「昨日は12時間眠ったから、今日は4時間しか寝なくても大丈夫」というように、都合よくはいかないのです。
■平日と休日の睡眠時間の差を少なくする
平日の睡眠時間と休日に自然に起きた時の睡眠時間に2時間以上の差がある場合は、疲れがたまっている証拠です。
疲れは睡眠でしか解消できないため、平日と休日の睡眠時間の差が大きいのであれば、平日もなるべく早く眠るようにしましょう。
■ブルーマンデー症候群が予防できる
休日の前日にいつもより1時間早く布団に入り、翌日はいつもより1時間遅く起きる「計画的睡眠」を実行してみましょう。
これは、平日より2時間も長く睡眠時間がとれているのに、体内時計の乱れがほぼ起きることがありません。
このように睡眠の質を高めれば、平日に多少睡眠時間が減ったとしても、休日の「計画的睡眠」で効果的に疲れをとることができ、ブルーマンデー症候群になりにくくなるのです。
まとめ
ブルーマンデー症候群の原因と計画的睡眠の効果について解説していきました。
- ブルーマンデー症候群の原因は、寝だめにより、睡眠のリズムが大きく崩れ、悪循環に陥っている。
- 計画的睡眠の効果は、睡眠の質を高め、効果的に疲れをとることができ、ブルーマンデー症候群になりにくくなる。
平日と休日の睡眠時間の差をなくすことを習慣化することが大切です。
そうすれば、効果的な疲れの回復につながり、ブルーマンデー症候群の予防にもなります。
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