急に体が動かなくなった
と悩んでいる方
この記事では
- 自律神経失調症は誰もがかかる病気
- 自律神経に良い食べ物
についてお話していきます。
緊張すると心臓がドキドキして汗をかく、夜になると自然と眠くなるなど、これらは全て自律神経の作用によるものです。
一方、ストレスなどで自律神経が乱れると、体のあちこちに不調が現れてきます。
それに対してどう対処すればいいのか、悩んでいる人は少なくないようです。
自律神経失調症は誰もがかかる病気
最近、「休養のためしばらく活動を休止します」といった発表を芸能人やスポーツ選手などの有名人が行っています。
「少し前まで元気な姿をテレビで見ていたのに」といったように、驚きのニュースをよく目にするようになりました。
そこで注目すべきキーワードが「自律神経失調症」です。
■自律神経とは
私たちの生命活動を支えてくれている大切な自動運転システムで、自ら指示を出さなくても意識とは無関係に働いています。
心臓が全身に血液を送ったり、食べ物が胃腸で消化や吸収されたりするのも、全て自律神経の働きのおかげなのです。
■自律神経が乱れると
めまいや吐き気が続くといった症状、あるいは歌手の方では声が出なくなってしまったという深刻な症例もあります。
普段、私たちの前で元気な姿を見せている有名人の中には、不規則な生活が続いたり緊張やプレッシャーにさらされる日々が続いたりすることが原因で、自律神経を乱されるケースが多々あります。
■急に体が動かなくなることも
実は、頑張っていて自分に厳しい人ほど、自律神経失調症になる可能性が高いので注意が必要です。
元気で活躍している姿を見せることに使命を感じて、日々努力を続けた結果、自身の体調不良に気づかないことも少なくありません。
気づいた時には、「体が動かなくなっていた」ということも多々あるようです。
「弱音を吐かない」ことを美学とする日本の文化は良い面もたくさんありますが、それで体を壊してしまっては本末転倒です。
自律神経に良い食べ物
意識できない自律神経を意識的にコントロールするには、普段の生活の改善が必要になってきます。
その中でも、今回は自律神経を整えるのに効果的な食材にフォーカスしてみます。
■ストレス解消に欠かせない「ブロッコリー」
非常に多くの栄養素が含まれていますブロッコリーには、特にビタミンCが豊富に含まれています。
ブロッコリー100gあたりのビタミンC量は、レモンの約3倍です。
ビタミンCは体内で生成できないため、毎日摂取しなければ不足してしまいます。
そして、体にストレスがかかる時に分泌されるホルモンの原料としてビタミンCは使われます。
そのため、ストレスが続くとビタミンCが大量に消費されてしまい、不足するとストレスが解消されずにため込まれてしまうのです。
ビタミンCを多く含む食材は他に、ほうれん草、キャベツ、パプリカ、いちご、キウイなどがあります。
■幸せホルモンを生成する「バナナ」
バナナには「トリプトファン」という物質が含まれています。
これは、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を脳内で作り出すために欠かせない材料です。
また、セロトニンの生成にはトリプトファンの他に、ビタミンB6と炭水化物も必要な材料とされます。
これら3つの栄養素をすべて含み、効率良くセロトニンを生成できるのがバナナなのです。
セロトニンは気持ちをリラックスさせる効果があり、自律神経のバランスを整える上で非常に大切な役割を果たしてくれているのです。
バナナの他に、豆腐や味噌などの大豆製品、チーズや牛乳などの乳製品、雑穀、肉、魚などの食材にも、「トリプトファン」は含まれています。
■脳の機能を調整する「トマト」
トマトといえば、リコピンを多く含む食材ということで知られていますが、実は自律神経を整えるためにも欠かせない働きをする成分「GABA(ギャバ)」を含んでいます。
ギャバはアミノ酸の一種で、脳の様々な機能を調整する神経伝達物質として働きます。
脳の血管や神経をリラックスさせて血流を促したり、脳細胞への酸素供給量を増やしたりする働きをします。
ギャバが不足すると、心身を緊張状態に導く交感神経が優位になり、自律神経のバランスが乱れて自律神経失調症になるリスクも高まります。
中玉トマト1個には1日に必要はギャバが含まれていますので、「1日1個のトマト」を是非習慣化してみてはいかがでしょうか。
まとめ
自律神経失調症は誰もがかかる病気と自律神経に良い食べ物について解説していきました。
- 自律神経失調症は、ストレスなどで自律神経が乱れると体に不調をきたす誰もがかかる病気である。
- 自律神経に良い食べ物は、①ブロッコリー②バナナ③トマトなどがある。
長く続けてきた慣れた仕事や活動でも、いつの間にか自律神経のバランスを崩してしまうことは多々あります。
「自律神経失調症」は誰もがかかる可能性の高い病気です。
怖がらずに、毎日の食生活で自律神経失調症のリスクを減らしていきましょう。
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