寝不足で頭がボーっとする
と悩んでいる方
この記事では
- 脳は睡眠中に疲れをとっている
- 脳の疲労回復に良い習慣
についてお話していきます。
睡眠不足になると、理解力や思考力、分析力が低下するだけでなく、記憶も欠落してしまうほど日常生活に甚大な影響を及ぼします。
なぜ、人は寝不足の時に頭がボーっとしてしまうのか、そのメカニズムを探ってみましょう。
脳は睡眠中に疲れをとっている
睡眠不足で頭がボーっとしてる時は、集中力を欠くだけでなく、普段はしない凡ミスをしてしまう上に、やる気が出ないといった経験は誰しもが持っているはずです。
■毎日、脳は働き続けている
人間の生命活動の全てを司る脳は、常にフル稼働状態にあります。
そのため、身体器官の中でも突出して、大量のエネルギーを消費しているのです。
寝不足の時に頭がボーっとする状態は、脳の疲労回復ができておらず、脳に疲労がたまることによる、脳機能の低下にあるといえます。
■睡眠中に脳は疲労回復する
毎日、フルタイムで働きづめの脳にとって、自分自身を休めて疲労回復するためのタイミングこそが「睡眠中」なのです。
毎日の睡眠をしっかりとることは、脳の疲れを解消して回復させ、メンタルを安定させ、心身共に常に最大のパフォーマンスを発揮するための最重要アプローチなのです。
■進化の過程で淘汰されなかった睡眠
人間が「敵からの襲撃」という危険を顧みず、それでも睡眠を確保するように進化したものも、脳を休ませて疲れをとることが非常に重要だったからだと考えられています。
無防備になるリスクがあるにも関わらず、進化の過程で淘汰されずに今も必要とされて残っている睡眠には、まだまだ謎の部分がとても多いのです。
脳の疲労回復に良い習慣
寝つきが悪く、眠っても夜中に何度も目が覚めてしまうような質の悪い睡眠では、何時間とっても脳の疲労回復にはあまり効果がありません。
脳の疲労回復のために、質の高い良質の睡眠を確保することがポイントになります。
■就寝前に考え事をしない
脳が疲れている人は、常にあれこれと考えすぎて交感神経が優位になった緊張状態のままです。
この状態のまま眠ってしまえば、深い眠りに入ることはできません。
脳疲労は眠りを浅くし、睡眠の質を下げる原因なのです。
質の悪い睡眠では、脳の疲労がとれないため、脳疲労が睡眠の質を下げる→質の低い睡眠がさらに脳疲労を蓄積させる→その結果、ますます睡眠の質が低下する、という悪循環が起きてしまっています。
→不安なことは紙に書いてアウトプットしましょう。
頭の中だけで漠然としていたものが、紙にかくことで具体的な問題に変わるだけでも、脳のストレスは軽減されます。
■寝る直前の入浴をしない
入眠する時、脳と体の温度、いわゆる「深部温度」は下がっていきます。
スムーズに脳が冷めていかない環境では、なかなか眠りにつくことができません。
お風呂に入って温まった直後は、当然、脳の温度はかなり高くなっています。
ここから脳が冷めるまでには時間がかかります。そのため、入浴した直後に布団に入ってしまうと、すぐには眠ることができないのです。
→入浴後、90分、最低でも60分が経過して、脳の温度が下がってきたころにベッドに入るのがベストなのです。
意識して脳を冷ます時間をとると、寝つきがよくなるのを実感できます。
■ベッドをソファ代わりにしない
寝転んでテレビやスマホを見たり、読書をしたりなど、ベッドを眠る以外の用途に使うと「ここは眠る場所だ」という認識が薄くなってしまうからです。
すると、いざ寝るためにベッドに入っても、脳と体がスムーズに眠りに入ってくれなくなってしまうのです。
→ベッドはあくまでも眠るための場所です。
これを徹底して「ここは眠るための場所だ」と脳に認識させると、夜、ベッドに入ったらすぐに眠たくなるようになります。
まとめ
脳は睡眠中に疲れをとっていると脳疲労回復に良い習慣について解説していきました。
- 毎日、フルタイムで働きづめの脳にとって、自分自身を休めて疲労回復するためのタイミングこそが「睡眠中」なのである。
- 脳の疲労回復に良い習慣は、①就寝前に考え事をしない②寝る直前の入浴をしない③ベッドをソファ代わりにしないなどがある。
脳の疲労回復実現するための3つのヒントをご紹介しました。
少しの工夫と心がけで、睡眠の質は劇的に変化します。ぜひ、実践してみてください。
EarZzzでは、気持ちがリラックスできたり、前向きになれるような音楽をYouTubeで配信しています。
おやすみ前や休憩時間にぜひお試しください。
【耳の休息ch】耳のしあわせ Music Lab.は>>こちら
「睡眠」関連記事は>>こちら
#耳のしあわせラボ