夜中に足がつって目が覚めた!
と困っている方
この記事では
- 睡眠時に足がつる原因
- ふくらはぎをケアしよう
についてお話していきます。
寝ている時、急に足がつって目が覚めたという経験は少なからずあるものです。
あの痛みはなるべくなら味わいたくありませんね。
眠りの妨げにもなりうる足のつりは、何が原因で起きているのでしょうか。
足がつらない対処法も合わせて解説します。
睡眠時に足がつる原因
ふくらはぎなどに強い痛みが走る、いわゆる筋肉のつり。
運動している時だけでなく、寝ている時に急に足がつって飛び起きた経験がある方も多いのではないでしょうか。
ふくらはぎがつる「こむら返り」の原因について詳しく解説していきます。
■こむら返りとは?
ふくらはぎに起こる筋肉のけいれんの総称のことです。
基本的には病気ではありません。
ふくらはぎの腓腹筋が異常な緊張を起こし、筋肉が収縮したまま弛暖しない状態になり、激しい痛みを伴う症状です。
■なぜこむら返りが起こるの?
運動を長時間続けて疲れていたり、体力が落ちていたり、運動不足などの時に起こりやすくなります。
こむら返りが起こるメカニズム
- 大脳からの信号が脊椎(セキツイ)中の神経系を通る
- ふくらはぎへと直結する末梢神経へ伝達される
- (正常な場合)収縮運動を起こす
- (異常な場合)信号がふくらはぎ内の一部の筋肉にしか伝達されない
- 筋肉部のみが過度に収縮するという異常な事態が引き起こされる
- 異常な収縮により痙攣を起こしてこむら返りが起きる
■なぜ睡眠時にこむら返りが起こるの?
睡眠時は思ったよりイオンのバランスが崩れています。
その際、たまたま寝返りをうって筋肉に刺激が加わると、筋肉の細胞が暴走して過剰な収縮が発生しやすくなっているからです。
通常、健康な人であれば過剰なイオンは尿や汗などから排出され、反応性がちょうどいい範囲内に調節されています。
ところが、睡眠時は汗を多くかいており脱水傾向にあります。
更に全身をほとんど動かさないため、心拍数も減り、血行は低下しています。
夏場に冷房をつけっぱなしで寝たり布団をかけずに寝ると、足の筋肉が冷え血管も収縮し、血行は更に悪くなっています。
ふくらはぎをケアしよう
「ふくらはぎは第二の心臓」とよく耳にしますが、それほどふくらはぎは大切な機能を備えています。
ふくらはぎの血液やリンパ液の流れを良くする方法もご紹介します。
■「ふくらはぎは第二の心臓」のワケ
重力によって約70%の血液が下半身に集まっています。
そのたまった血液を心臓に戻すポンプの働きをしているからです。
心臓から最も離れた足の血液は、重力に逆らって上がっていかなければなりません。
それには、ふくらはぎの筋肉がしっかり収縮して、力強くポンプの役割を果たし、血液を円滑に循環させる必要があるのです。
このように、心臓だけでは補いきれない下半身の血流を促す働きがあるため、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれています。
■足がつる時はレッグウォーマー
足がつる原因は、冷えからくる血流の悪さです。
夏場は短い丈のズボンで、冷房をつけっぱなしで寝ているため、夏だからこそレッグウォーマーで冷え対策しましょう。
足が冷えるからといって靴下をはく方もいますが、放熱の時に汗を吸って湿気を帯び、逆に足が冷えてしまうことがあります。
■足を高くしてむくみを解消
クッションをふくらはぎの下に置いて仰向けになり、15分くらいしてむくみが軽くなったら外してみましょう。
特に女性は筋肉量が少ないため、筋肉のポンプ作用が弱くむくみやすくなってしまいます。
慢性的なむくみには、おやすみ用の着圧ソックスがおすすめです。
静脈の流れをサポートしてくれます。
まとめ
睡眠時に足がつる原因とふくらはぎをケアしようについて解説していきました。
- 睡眠時に足がつる原因は、足の筋肉が冷え血管も収縮し、血行が悪くなっているから。
- ふくらはぎは「第二の心臓」といわれるほど大切な役割を果たしているので、冷えやむくみ対策を心がける。
立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢が長時間続くと、足がつったりむくんだりします。
こむら返りが慢性化すると睡眠の妨げになりますので、毎日のふくらはぎの疲れを残さずケアしてあげましょう。
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