幸せを感じられない
と悩んでいる方
この記事では
- 睡眠不足はメンタル疲労を招く
- 自己効力感と睡眠の関係
についてお話していきます。
コロナ禍で人と接触する機会が減り、リモートがますます加速する中で、孤独を感じる方も多いと思います。
在宅なので身体が疲れておらず、眠気がこないため夜更かしをして朝寝坊をする。
こういった生活習慣リズムの乱れが、メンタル疲労に大きく関わっているのです。
睡眠不足はメンタル疲労を招く
睡眠不足は様々な健康問題を引き起こす他に、ストレス反応が悪化し、「人生を幸せと感じる喜び」が損なわれることが新たな研究で示されています。
しかし、十分な睡眠がとれていると、ポジティブにより良く反応できるようになるともいわれています。
■睡眠不足はネガティブ感情を招く
睡眠に関する新しい研究によれば、1日8時間未満の睡眠は、嫌な気持ちや不快な記憶が頻繁に思い起こされて日常に支障をきたす「侵入的想起」を繰り返す原因になるといわれています。
例えば、睡眠をしっかり確保している人は、ネガティブな情報を受け取っても、次に入ってくる情報を受け取れるのですが、睡眠不足の人はネガティブな情報を無視することが難しくなるようです。
■睡眠不足はストレスを受けやすい
日常生活では、社会的緊張、仕事や家族でのストレスや争いなど、ストレスをもたらす多くの出来事が起こります。
いつもより睡眠時間が少ないと、これらのストレスの多い出来事により過敏に反応し、ポジティブな感情を失いやすくなります。
そして、日常の出来事から前向きな感情を引き出すことは難しくなっているのです。
■睡眠が十分だとポジティブ思考が増大
適切な睡眠時間を確保することで、ストレスの多い出来事によるネガティブな影響が軽減され、ポジティブな出来事から受ける感情が増大するといわれています。
例えば、ハグし合ったり、自然の中で時間を過ごすなど、前向きなことを経験した場合、その出来事を前向きにとらえて幸福を感じることが多いのです。
自己効力感と睡眠の関係
人と会わないリモート環境だと「自己効力感」が弱まりやすく、幸福感を感じることが難しいといわれています。
そして、「自己効力感」には睡眠が深く関わっているともいわれています。
■「自己効力感」とは
「オレはやれる」「私ならできる」と思っていることです。
アメリカ心理学会長のA・バンデューラ博士によって提唱されている概念です。
「やればできるだろう」という感覚を持てる時には、人は積極的に行動します。
しかし、「どうせ上手くいかない」「失敗するだろう」と思うと、行動は萎縮してモチベーションも下がります。
■自己効力感と睡眠の関係
毎日の規則正しいルーティンは、健やかな睡眠によって保たれています。
毎朝定時に起き、光を浴び、朝食を食べることで体内時計をリセットし、生活習慣リズムを作ります。
日々歩くことで腸が動き、食欲もわき、頭や身体を使うことで疲れると深い眠りに導かれます。
そして、人と話すことで孤独を避け、自己効力感を確かめることで、自分の自信へとつながり幸福感を得ているのです。
■リモート環境ではつぶやきで自分をほめる
リモート環境では自己効力感を高める工夫が大切になってきます。
「オレはよくやった」「私は今日も頑張った!」と独り言をいうことは、自己効力感を高める行動様式です。
「今日は書類を1つ提出した」「資料を5ページだけでも作った」という成果は、たとえ小さなことでも事実です。
ちゃんとやった仕事、行った仕事をきちんと確認することは、自分自身の成功体験を認識し、気分が落ち着くことで睡眠リズムを整えることにもつながります。
まとめ
睡眠不足はメンタル疲労を招くと自己効力感と睡眠の関係にについて解説していきました。
- 睡眠不足は、ネガティブ感情を招いたりストレスを受けやすくなり、メンタル疲労を招く。
- 自己効力感と睡眠は相互関係にあり、気分が落ち着くことで睡眠リズムが整う。
人と話さないことやリモート環境では、自己効力感が弱まってしまいます。
そうなると、メンタル疲労を招き、寝る前に色々と考えてしまい、睡眠リズムが崩れてしまうことも。
常々、睡眠の重要性をお話していますが、自己効力感を高めるためにも大切だということを覚えておきましょう。
EarZzzでは、気持ちがリラックスできたり、前向きになれるような音楽をYouTubeで配信しています。
おやすみ前や休憩時間にぜひお試しください。
【耳の休息ch】耳のしあわせ Music Lab.は>>こちら
「疲労」関連記事は>>こちら
#耳のしあわせラボ