体がだるくて食欲がない
と困っている方
この記事では
- 疲れを感じたら食生活を見直そう!
- 疲労回復に効く食べ物
についてお話していきます。
疲れを感じた時、どんな食べ物を摂っていますか?
簡単に食事を済ませてしまっては、その疲れは回復できません。
元気な毎日を送るための手助けとなる、食生活の見直しや食べ物の効能をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
疲れを感じたら食生活を見直そう!
疲れたなと感じた時、簡単に疲労を回復させるために、栄養ドリンクに頼っていませんか?
それは、一時的に疲労をマスクする(隠す)ことで、元気になったと脳が勘違いを起こしています。
他にも誤った疲労回復食材がありますので、日頃の食生活と照らし合わせてみてください。
■疲労回復効果なし!?コーヒーを飲む
コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、飲むことで元気になったような感覚を持つかもしれませんが、カフェインに疲労回復効果はありません。
しかし、コーヒーにはクロロゲン酸という抗酸化成分が含まれているため、1日に4~5杯コーヒーを飲むと死亡リスクが下がるという研究もあります。
■疲労回復効果なし!?甘い物を食べる
甘いものをとると、急激に上がった血糖値を平常値に戻すためにインシュリンが分泌されます。
その際の調整が自律神経の負担となるため、逆に疲れがたまる可能性が高いです。
疲れている時は、無性に甘いものが欲しくなります。
そして、お腹が空いている時にイライラするのも、攻撃的になって狩りを行う動物の本能が残っているものと考えられています。
■疲労回復効果なし!?たばこの摂取
たばこの煙を深く吸い込むことで疲れがとれたように感じる場合もあるかと思います。
しかし、それはたばこに含まれるニコチンの覚醒作用が働いているだけなのです。
更に、ニコチンが脳内に届くと、快感物質のドーパミンが分泌されることで、疲れがマスクされてしまいます。
たばこで得られる疲労感の軽減は、全くのまやかしなのです。
栄養ドリンク、スタミナ食、コーヒー、甘い物やたばこなどは、直接的に疲労回復の効果は期待できません。
そのため、疲労回復のためにそれらを過剰に摂取することは見直した方がいいでしょう。
疲労回復に効く食べ物
疲労回復に効く食べ物とはいったいどんな物でしょうか?
実は、極めて身近にある食材に含まれているのです。
たくさんある食材の中で、疲労回復に効く食べ物を3つご紹介します。
1.イミダペプチドを豊富に含んだ「鶏むね肉」
イミダペプチドとは、膨大なエネルギーを必要とする渡り鳥や回遊魚の筋肉に含まれる成分です。
特に鶏むね肉にはイミダペプチドが豊富に含まれています。
イミダペプチドは1日に200mg摂取すれば疲労回復に効くといわれていますので、鶏むね肉だと約100gを食べ続けることで、疲れに強い身体を作ることができます。
2.ビタミンB1が豊富な「豚肉」
豚肉には疲労回復に役立つビタミンB1が、牛肉のなんと約10倍も含まれています。
糖質がエネルギーになるのを助けてくれるビタミンB1ですが、豚肉を1日約60g食べれば、1日に必要なビタミンB1の約半量が摂れます。
しかし、この栄養素は水溶性のため、摂りだめはできませんので、こまめに摂ることが必要です。
3.イミダペプチドとタウリンのW効果「カツオ」
鶏むね肉に含まれるイミダペプチドは、活動量の多いカツオにも含まれています。
カツオには魚介類の血合いに多く含まれるタウリンも豊富に含まれています。
鰹は鉄分が豊富で、疲労回復だけでなく貧血予防に効果的です。
鉄分の吸収をさらに良くするために、玉ねぎなどの野菜と一緒に食べるのがおすすめです。
鶏むね肉は、コンビニなどで売っている「サラダチキン」で手軽に摂ることができますので、忙しい毎日の中で、いつもの食生活にプラスしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
疲れを感じたら食生活を見直そう!と疲労回復に効く食べ物について解説していきました。
- 疲れを感じたら、いつも過剰に摂取している食べ物を見直してみる。
- 疲労回復に効く食べ物は、鶏むね肉・豚肉・カツオなどがある。
疲れている時は、簡単に食事を済ませたいところです。
しかし、疲れている時こそ、バランスの良い食事を摂ることが、タンパク質をバランス良く摂ることにつながっています。
いつもの食事に疲労回復に効く食べ物をプラスして、毎日元気に過ごしていきましょう。
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