睡眠時間が増えたのに調子が上がらない
と悩んでいる方
この記事では
- 睡眠時間が増えても調子が上がらない理由
- リモートワーク新生活習慣
についてお話していきます。
コロナ禍でリモートワークが続く中、通勤時間が無くなったため睡眠時間が確保できるようになったにも関わらず、メンタル疲労が減らないという声を耳にします。
それは、リモートワークはオン・オフのメリハリをつけにくいため、睡眠時間が長くなっていても睡眠の質が下がっていることに原因があるようです。
睡眠時間が増えても調子が上がらない理由
リモートワークが始まってから、睡眠時間は長くなったのに質が悪くなりリズムが崩れているとか、不安やストレスによって寝つきが悪くなり、夜中や明け方に目覚めてしまう方が増えているようです。
私たちの生活様式がどのように変わってきたのかを見ていきましょう。
■睡眠リズムの乱れ:社会的時差ぼけ
通勤時間が無くなった分、朝寝坊ができるため、睡眠時間が長くなっている人が増えているようです。
睡眠時間が世界的に短い日本人にとっては朗報なのですが、その内容に問題があります。
睡眠時間が長くなったからといっても、起床と睡眠リズムがより夜型にシフトしていることが分かりました。
その分、睡眠の質も悪くなっているのです。
就寝時刻は、平日で平均50分、休日で平均22分遅くなっているのです。
若者に関しては、昼夜逆転しているケースもあるようです。
■睡眠リズムの乱れ:睡眠の質が低下
睡眠時間が増えているにも関わらず、寝つきが悪くなったり、夜中や明け方早くに目覚めてしまい、それから再び寝付けないという人も増えています。
その理由は、若者と高齢者で理由は異なります。
若者の場合、午前中の起床時刻になっても布団で長居をしています。
そうすれば、必然的に寝つきは悪くなるものです。
そして高齢者の場合、就寝時刻が早まる傾向にあるので、どうしても夜中や朝型に目覚めてしまいます。
いずれにしても、布団にいる時間が長すぎるのはよくないということです。
■睡眠リズムの乱れ:時間を区切れない
毎朝の通勤や通学が1日のリズムを作ってくれていた、という事実があります。
しかし、リモートワークでは、身体を動かす良い機会もなくなり、仕事が終わったという区切りもつけにくいのです。
パジャマや部屋着のままデスクについて、ノートパソコンを開いて仕事をしているうちに、いつの間にか夕方になる。
そして、夜までずるずると仕事を続けてしまうのです。
1日も太陽の光を浴びなかった、という日もあるのではないでしょうか。
リモートワーク新生活習慣
スマホにパソコン、メールにSNSの時代。
いつでもどこでも仕事ができるようになったため、オン・オフは混然一体となっています。
リモートワーク過重労働にならないために、「リモートワーク新生活習慣」を始めてみましょう。
■リモートワーク新生活習慣:着替え
リモートワークが普及するにつれ、朝の習慣である「着替え」がおろそかになることで、仕事への気持ちの切り替えが上手くできていないようです。
勝負のかかった仕事がある日であれば、リモートワークでもスーツに着替えてみると、かなりモチベーションも上がるでしょう。
■リモートワーク新生活習慣:声がけ
家族のいる人でも自宅で作業に入る場合は、「これから作業に入ります」「仕事を始めます」などと、声がけをするといいでしょう。
相手が行動しやすいように配慮するということと、自分に対しての意識付けにも繋がります。
一人暮らしの人でも声に出して「始めるぞ」と宣言すれば、気持ちの切り替えになります。
■リモートワーク新生活習慣:太陽の光
リモートワークだと以外に太陽の光を浴びていないことで、1日のメリハリが作れていません。
天気が良ければ午前中にウォーキングやコンビニで買い物など、ちょっとした外出がベストです。
寝つきが悪い、日中のパフォーマンスが低下していると感じる人は、外に出られない時はなおのこと、とにかく朝は部屋を明るくすることをおすすめします。
まとめ
睡眠時間が増えても調子が上がらない理由とリモートワーク新生活習慣についてお話していきます。
- 睡眠時間が増えても調子が上がらない理由は、社会的時差ぼけ・布団でゴロゴロ・時間を区切れないなどがある。
- リモートワーク新生活習慣は、①着替え②声がけ③太陽の光などがある。
「オンとオフをハッキリ区別」と聞くと、数時間はオン、あるいは休日は1日オフというように、まとまった時間単位で考えがちです。
しかし、発想の転換で、1日のうちで、トイレにいくぐらいの軽い気持ちで、オンとオフを軽やかに切り替える習慣が、今のリモート時代には合っているのかもしれません。
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