大きな音がすると混乱してしまう
と悩んでいる方
この記事では
- 音に敏感で生きづらい
- HSPの方におすすめの耳栓
についてお話していきます。
繊細さん、敏感さんとも呼ばれているHSPは、性格的な特性の1つといわれています。
人の些細な言動に動揺したり、音や光、においに必要以上に反応してしまうのが特徴です。
刺激に敏感なため、疲れやすくなってしまいがちです。
ここでは、HSPの特徴や対処法などについてご紹介していきます。
音に敏感で生きづらい
「傷つきやすい自分をどうにかしたい」「日常生活の中で刺激が多く、疲れ切ってしまう」など、もしもあなたが繊細な気質が原因で生きづらさを感じているのなら、HSP気質である可能性があります。
■HSPとは?
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、「非常に繊細な人」という意味があります。
アメリカの心理学者であるエイレン・N・アーロン博士が、約25年の歳月をかけて研究し、まとめ上げた新しい気質の概念です。
このアーロン博士の調査によって、人口の5人に1人がHSP気質だということが判明しました。
傷つきやすく繊細な心を持ち、外部からの刺激に敏感に反応してしまうために、他人よりも「生きづらさ」を感じてしまうのです。
■HSPの特徴は?
アーロン博士によると、HSPには「DOES(ダズ)」という4つの特徴があるそうです。4つの特徴がすべて揃っていることがHSPの定義になります。
①深く処理をする
その場や人の空気を深く読み取る能力に長けています。
しかし、情報を読み取りすぎるため、必要以上に疲れてしまう原因にもなります。
決断が苦手なため、まだ起きていないことに対しても、「もしこうなったら」とあれこれ考えてなかなか決断できず、行動に移すまでに時間がかかる傾向があります。
また、手紙からSNSまで、文章作成も「この言い回しだと誤解されるかな」など手直しを繰り返すため時間がかかります。
物事を深く捉えたり考えるため、相手に細かい、もしくは深い質問をします。
人から「気にしすぎ」「考えすぎ」と言われたことのある方は、こういった行動が背景にあるのかもしれません。
またSNSでの既読無視にも敏感で、「何か気分を害したのか」などと考え、一方的に落ち込んでしまう傾向もあります。
②過剰に刺激を受けやすい
HSPの人は外部からの刺激に敏感なため、人混みや物音・光、食べ物の味やにおい、身につけるもの、気候の変化、人が発するエネルギーなど、五感で受けるあらゆる刺激に対して過度に反応する傾向があります。
更に、相手の感情や周りの雰囲気、気候の変化や電波、目に見えないエネルギーに対しても敏感に反応しやすいとされています。
そのため、人の大勢集まるような場所が苦手で、大きな音に過剰なほど驚いてしまいます。
友人と過ごす時間が楽しいものの、気疲れしやすく、家に帰る頃にはどっと疲れが出てしまうこともあります。
③感覚が鋭い
鋭さの程度やバランスには差がありますが、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚が敏感で、その分細かいことに気づくとされています。
例えば、冷蔵庫などの電化製品の音や時計の秒針の音など、些細な生活音が気になってしまう。
人の体臭や口臭、タバコ臭などに対して、すぐに気分が悪くなる。
肌着のタグやチクチクする素材が気になるなどです。
また、ストレスが溜まると感覚がいっそう鋭くなるため、集中したい時に気が散って集中できなくなることがあります。
④共感しやすい
家族や友人、自分の周りの人の感情を読み取り、自分を合わせることが多いのも特徴の1つです。
小説やドラマなどの作品に対して、強く感情移入することもあります。
また、HSPの人はの心の境界線(自分のテリトリー)が薄くてもろいため、容易に相手からの影響を受けてしまいます。
人の気持ちを敏感に感じ取り、深く共感する一方、相手に対して過剰に同調したり、相手の気分や考えに引きずられるなど、本音がわからずに自分を見失ってしまうこともあります。
■HSPの原因は?
HSPの人は、生まれつき脳の「扁桃体(へんとうたい)」と言われる部分の働きが強いといわれています。
扁桃体は、感情を司る部位になるため、特に不安や恐怖などを感じやすく、脳が興奮しやすい状態にあります。
つまり、人よりも感覚のアンテナが鋭いということです。
新生児を対象にした実験では、5人に1人が刺激に強く反応し、その後2歳、4歳、7歳、11歳になった時にも他の子供たちよりも刺激反応を示したそうです。
持って生まれたものなので、変えることはできませんが、周りよりもよく気づくこと、物事を深く捉えられることは大きな長所になります。
HSPの長所
- 物事を深く考え、多角的な視点で捉えることができる
- 相手の気持ちの変化にすぐ気づくことができ、相手の立場に立って行動できる
- 映画や音楽などの芸術に対して大きな感動を味わえる
- 周囲をよく観察して、環境変化に気づき対応できる
HSPの方におすすめの耳栓
周りの人が気づかないことでも敏感に感じ取る特性を持つHSP。
それにより、疲れやすく体調が左右されやすい人も多いのです。
しかし、HSP自体は病気ではありません。
HSPは1つの特性・個性です。
その高い共感力や思慮深さを活かせるために、HSPとの向き合い方をご紹介します。
■HSPで疲れないコツ
HSPの人は周りの人よりも共感能力が高く、困っている人がいるとすぐ気づきます。
しかし、相手のことを助けているうちに、自分のことがどんどん後回しにしてしまいます。
また、HSPの人は自分と周りが違うことでストレスを感じやすい傾向にあります。
そのため、自分に合った対処法を身につけて、疲れないコツを見つけていくことが大切です。
- 疲れてしまうことから距離を取る
- 周りの人に上手に頼る
- 苦手な人と距離をとる
- 一人の時間を大切にする
- 人に感情移入をしすぎない
- HSPであることを周りに伝える
- 不安なことを書き出して意識の外に出す
- 耳栓やイヤホンを活用する
- 睡眠をしっかりとって休む、など。
■HSPで日常的に気をつけること
「心がつらくなってきた」と感じた時に慌てないように、日常的に気をつけることを書き出しておきましょう。
・自分を客観的に見る
HSP気質の方は自分を客観視するのが苦手なため、自分の感情を可視化することが大切です。
自分の感情をノートに書き出す習慣をつけましょう。
気持ちの変化を感じたらメモを取っておき、後で見直してみましょう。
感情が文字になると考えを整理しやすくなり、不快に感じた原因や解決策を見出すことができます。
例えば、「近所の生活音がうるさくて眠れなかった」と感じた時は耳栓をつける、「満員電車のにおいが気になった」と感じた時は通勤時にはマスクをつけるなどのルールを決めることをおすすめのします。
問題点を1つ1つ解決していけば、自然と過ごしやすい環境が開かれていきます。
・自分軸で生きる
周りの感情に流されないために、意識的に他人との精神的な境界線を作る必要があります。
他人を優先する他人軸から、自分の感情を優先する自分軸へと考えを変える練習をしましょう。
その際、自分が嫌だと感じたらその感情を受け止め、自身の感情のままに行動してみましょう。
また、成功体験をノートに書き出すこともおすすめです。
自分を否定した時にノートを見返せば、「こんなにも頑張ってきた」という自信が持て、自己肯定感を高めることができます。
そして、自分の行動や考えに自信が持てれば、他人に依存せず自分軸で生きることができるのです。
・休息日を設ける
いつも外部から刺激を受けているので、自分でも気づずに疲労が蓄積され、体調を崩してから初めて疲れを自覚したということも少なくありません。
そのため、定期的に休息をとる習慣をつけることが大切です。
普段から仕事やプライベートでの予定をたくさん詰め込んでいるという人は、意識的に休息する日を設けましょう。
それが難しいという方は、短時間でも1日に1度はボーッとするセルフケアの時間を作ってみてはいかがでしょうか。
休息日は何もせず、刺激を浴びて疲れ切っている脳を休めることだけに集中してみることをおすすめします。
■HSPの方におすすめの耳栓
HSPの持つ感覚過敏の1つに、聴覚過敏があげられます。
耳から入ってくる情報が多くなるため、行動に影響が出るのが特徴です。
聴覚が非常に鋭く、少しの音でも繊細に感じ取ります。
そのため、耳から得る情報を選ぶことも必要です。
「雑音が多いと集中できなくなる」
「少しの物音でも気になる」
「大きな音がすると行動が止まることがある」
このように周囲の雑音が気になったときに使用するために、耳栓を持ち歩くのも効果的です。
「EarZzz Protect(イヤーズープロテクト)」は、会話の声は聞えるのに周りの雑音を遮音するしてくれる、HSPの方におすすめ耳栓です。
減音フィルター内蔵で周りの音をカットするノイズリダクション機能搭載の耳栓です。
1日の疲れをグンと軽減することができます。
まとめ
音に敏感で生きづらいとHSPの方におすすめの耳栓について解説していきました。
- 音に敏感で生きづらいのは、HSP気質の可能性がある。
- HSPの方におすすめの耳栓は、会話の声は聞えるのに周りの雑音をカットする「EarZzz Protect(イヤーズープロテクト)」。
HSPで繊細、敏感であることは病気ではなく、あくまでその人の気質であり個性です。
もし、どうしてもつらい場合は専門医に相談するのも1つの方法です。
HSPと上手に付き合うことで、生きやすくなることを願っています。
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