寝る前に満腹になると睡眠の妨げに!?

寝る前に満腹になると睡眠の妨げに!?

眠れない理由が分からない


と悩んでいる方


この記事では


  • 食べてすぐ寝るのはよくない?
  • 睡眠前の食事は肥満だけでなく不眠になる?
  • 睡眠の質を高める食習慣とは?

についてお話していきます。


「明日、朝早いのに眠れない」「疲れているのに寝つけない」「考え事が頭から離れない」など、寝たいのに眠れない時は、焦りが高まって、ますます眠れなくなります

眠れない原因の1つに、寝る前の食事が睡眠の質を悪くしている可能性もあるのです。



食べてすぐ寝るのはよくない?

食べてすぐ寝るのはよくない?

「食べた後はすぐ寝ないように」と一度は言われた経験はあると思います。

では、なぜ「食べてすぐ寝る」ことはよくないのか、具体的な理由はご存知でしょうか。

食後すぐに寝てはいけない理由がいくつかありますのでご紹介します。


■逆流性食道炎のリスク

食べてすぐに横になると、胃の中に食べ物がたまったままで、なかなか腸に送られていきません

それが胃もたれの原因になり、食道に消化中の食べ物が逆流しかねません。

食道と胃をつなぐ入り口には、逆流を防ぐ弁があります。

しかし、食べ物や特に脂分の強い物が当たっていると、その弁が緩んできます。

そうすると、胃液と混ざった食べ物が食道側に漏れることで、胸焼けを起こしてしまうのです。


■生活習慣病のリスク

食べ物を分解して吸収した栄養の中で、特に糖分(ブドウ糖)は筋肉に取り込まれます。

体を動かしていれば、糖分はエネルギーとして使われます。

しかし、食べた後すぐに眠ってしまい動かないでいると、糖分は筋肉に貯蔵され、形を変えて脂肪になります

そして、筋肉に取り込みきれない糖分が血液中にあふれてしまい、肥満や糖尿病、脳卒中などの生活習慣病になる恐れが出てくるのです。



睡眠前の食事は肥満だけでなく不眠になる?

睡眠前の食事は肥満だけでなく不眠になる?

食事をした後は、どうしても眠くなってしまいます。

満腹のまま寝ると気持ちがいいですよね。

しかし、食後すぐの睡眠は健康だけでなく睡眠へのリスクもあります

ぜ食後すぐに寝てしまうと睡眠リスクが生じるのでしょうか。


■睡眠が浅くなる

食後すぐに胃腸は消化活動を開始させて、消化が終わるまで働き続けます。

食べ物が胃で消化されて十二指腸に送られるまで、約2時間かかるといわれています。

そのため、食後すぐに寝た場合、脳は眠っていても臓器は動き続けている状態になってしまいます。

翌朝「胃がもたれて体がだるい」というように、寝ていても疲れがとれないばかりか、胃腸に負担をかけてしまうことで良質な睡眠がとれなくなってしまうのです。


■食べないと眠れない体質に

試験勉強や徹夜などをする時、夜食を食べる人もいると思います。

食事前には脳を覚醒させるホルモンが出るので、夜食は集中したい時には良い味方になります。

しかし、ここで注意しておきたいのが、「体内時計」の存在です。

毎日夜食を食べていると、その時間に「お腹が空く」「目が冴える」というサイクルが刻み込まれ、「食べないと眠れない」体質になってしまうからです。

夜食は「ここぞ!」という時の最終アイテムにしておきましょう。



睡眠の質を高める食習慣とは?

睡眠の質を高める食習慣とは?

寝る直前に食事を摂ると、睡眠にも体調にもよくないというのはご理解いただけたと思います。

睡眠の質を高めるために食事の面からできることがあります。

ここでいくつかの食習慣をご紹介しましょう。


■食事は就寝2時間前までに済ませる

食事を摂ってから、胃腸の働きがひと段落するまでは約2時間はかかるといわれています。

夕食は、遅くとも就寝2時間前に済ませておくのがベストです。


■夕食が遅くなる場合は2回に分ける

残業などで夜が遅く、夕飯を早めに摂れない場合は間食をうまく使いましょう。

一度にドカ食いするのではなく、19時頃に一度間食をして、夜はスープなどの消化のよい軽めの食事を摂ると胃に負担がかかりにくいです。


■朝と昼をしっかり食べて夕食は軽めに

夕食の時間は不規則になりやすいため、朝と昼にしっかり食べ、夕食は軽めにすることもおすすめです。

また、脂肪分の多い食事は、消化に時間がかかってしまうので、夕食では脂肪分の多い肉類や揚げ物は控えたほうが好ましいでしょう。



まとめ

食べてすぐ寝るのはよくない?と睡眠前の食事は肥満だけでなく不眠になる?と睡眠の質を高める食習慣とは?について解説していきました。


  • 食べてすぐ寝ると、健康リスクが高まる
  • 睡眠前の食事は、肥満だけでなく睡眠リスクも高まる
  • 睡眠の質を高める食習慣は、①食事は就寝2時間前までに済ませる②夕食が遅くなる場合は2回に分ける③朝と昼をしっかり食べて夕食は軽めになどがある。

とはいえ、友人と一緒に夜遅くまで飲んだり、仕事の接待があったりすることもあります。

そんな時は、がんじがらめに考えず、仕事や友人との付き合いを楽しみつつ、1週間くらいのスパンで考えて、食習慣に気をつけてみてください。



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