動かないリモートワークなのに身体が疲れる-ストレートネック急増中

動かないリモートワークなのに身体が疲れる-ストレートネック急増中

首や肩がこって頭が痛い


と悩んでいる方


この記事では


  • ストレートネックは日本人の持病
  • ストレートネック解消法

についてお話していきます。


最近、特に若い世代に急速に広がってきている、肩こりや首の痛み。

その原因の多くは、スマホやパソコンによるストレートネックスマホ首)といわれています。

ストレートネックが慢性化すると、その他の身体の不調の原因にもなりかねません。



ストレートネックは日本人の持病

ストレートネックは日本人の持病

日本人は「農耕民族」なので、骨格は骨盤が後ろに倒れやすく、肩が前に出てきて自然と猫背になりやすい傾向にあります。

そのため、特に日頃から身体を反らすと言う事を意識いていくことが重要です。


■ストレートネックとは

本来であれば、ゆるやかなカーブを描いているはずの首の頸椎といわれる骨が、前傾姿勢を続けることでまっすぐになってしまった状態のことです。

「ストレート」と聞くと、一見良いイメージを思い浮かべますが、頸椎にとってはカーブを描く方が理想的です。

このカーブが失われることで、首の痛みだけでなく肩こりや頭痛など、身体のあちこちに不具合が生じてきます。

現代では、日本人の約4人に1人がストレートネックに悩まされています。


■リモートワークの方やスマホをよく使う方は要注意!

デスクワークを長時間行なう方や、スマホをよく使う方にストレートネックが多くみうけられるのは、顔を下に向ける時間が長いからです。

頭は体重のおよそ10分の1の重さがあるとされていますが、首の骨の弯曲が正常であれば、首にかかる負荷をナチュラルに減らすことが可能です。

ところが、下を向く時間が長くなればなるほど、首にかかる負荷はどんどん増していきます。

その結果、首周りの筋肉がガチガチに硬くなってしまうのです。

ガチガチに硬くなった筋肉は、徐々に首の骨を引っ張り始めます。

そのような習慣が継続することによって、結果としてストレートネックになってしまうわけです。


■ストレートネック度チェック

ストレートネックかどうかを今すぐ簡単にチェックできる方法があります。

気になる方はぜひ、試してみてください。


  1. 壁にお尻と背中を付けて立つ
  2. 次の4か所が自然と壁についているか確認する
  • 後頭部
  • 肩甲骨
  • お尻
  • かかと

自然にできればOKです!

後頭部が壁から浮いていたり、無理をしないとくっつかなかったりする場合は、ストレートネックになっている可能性が高いです。



ストレートネック解消法

ストレートネック解消法

ストレートネックになってしまうと、身体的な悩みだけでなく、精神的な不調が現れる可能性もあります。

首の後ろ側には、様々な神経と筋肉が張り巡らされているので、痛みを和らげる解消法を実践してみましょう。


■ノートパソコンにシンプル対策

ノートパソコンの下に箱を置いて、パソコンと目線の位置を近づけましょう。これだけで、姿勢はかなり改善されます。

市販の専用スタンドを用いれば、長年悩まされているストレートネックも解消できそうです。

昔は電話帳をパソコンの下に置いてスタンドの代わりにするなど、専門家の間ではよく行なわれていた工夫だそうです。


■座ってできる!側屈(そっくつ)ストレッチ

側屈ストレッチは、頭を左右に倒すだけの簡単なストレッチです。


首の横には斜角筋(しゃかくきん)という筋肉があり、この筋肉が硬くなることで、首のこりや肩こり、頭痛のリスクが増します。


  • 右側の斜角筋をストレッチする場合
  • 左手でこめかみのあたりを押さえ、頭を左側に倒す
  • 30秒したら反対側も同様に

■座ってできる!回旋ストレッチ


回旋ストレッチは、顔を左右に回すストレッチです。

首には胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉があり、頭蓋骨と鎖骨、および胸骨を結んでいます。

この筋肉が硬くなることで顔が前下方へと引っ張られ、ストレートネックのリスクを増すこととなります。


  • 右側の胸鎖乳突筋をストレッチする場合
  • ゆっくりと顔を左に向ける
  • 30秒したら反対側も同様に


まとめ

ストレートネックは日本人の持病とストレートネック解消法について解説していきました。



  • ストレートネックは日本人の持病といわれるように、約4人に1入が悩まされている
  • ストレートネック解消法は、①ノートパソコンの下に箱を置く②側屈ストレッチ③回旋ストレッチなどがある。

ストレートネックはある日突然なるものではなく、日常の生活習慣の結果として起こるものです。

そのため、日ごろから改善に取り組むことが重要です。

ストレートネックの改善には、その原因となる筋緊張を緩和するためのストレッチが効果的なので、仕事の合間に積極的にストレッチを行なっていきましょう。

 

 

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